軽いけど、硬くて、敏感
週末に載ったのがS4γだ。そうガンマ500である。
最近はSV、CXばかり乗っていたけど、ガンマに乗ると気分が変わる。非常に硬い感じ、そして、動きは驚く程に軽く、敏感である。乗ってエンジンを掛けて、音から違う。しなやかとか、そういう言葉とは全く無縁である。如何にも、昔のバイクって感じである。また、FRPのシングルシートに激薄のシートに換装しているから、そういうのを助長している。
アクセルも思い、ブレーキタッチもハード、、、、、でも、乗ると、これが一番面白い。
燃料コックをオン、チョークを引いて、キック一発で目を覚ます。四発が綺麗に点火している。低回転ではばらついているようだけど4000rpmを越えると連続音でバィーンと透過音を奏でる。どう考えても静かではない。ハッキリ言って五月蠅いし、臭い、、、、だけど、やっぱりコレである。
ガレージから出した瞬間は、軽いけど、硬くて敏感で、、、って思うのだけど、走って山に向かう頃になると、そういう感じは全く感じない。寧ろ、程良い乗り心地に感じる。これが不思議なもんである。ホントに楽しい。ビッグ2ストローク、、、、、今後、二度と現れる事は無いだろう。
峠を走ると軽いけど結構体力を使う。ブレーキングでは下半身で上体を支える。腹筋に力が入る。コーナーの立ち上がりで大きくアクセルを開けると前が浮き上がろうとする。身体をコーナーの内側に入れているけど、それでも前屈み気味にして、外側の腕から脇あたりでタンクを押さえて姿勢を整える。結構、力を遣う。当然、切り返す時でも車体の動きより速い動きで腰を入れる。シートから浮いたままである。腰が軽くないとダメだし、身体が車体に乗っかったままでは素早い切り返しは出来ない。中腰でスパッと腰を入れて決めたアングルで先に姿勢を作り車体が追い付いてきたところで車体をホールドする。こういう動きを行うと、乗り始めの軽さは感じない。もっと軽くても良いくらい。これ以上重いと出来ない感じ。
コーナーを走る時、間違いなく、ラングスターとかシルクピストよりもハードだし、心拍数も高くなっている。自転車でかく汗は暑い汗、、、でも単車の場合、冷たい汗のような、瞬間的に毛穴が開いて汗が出るような、そういう感覚。
これするために、自転車に乗っているようなモノ。やはり、2ストレプリカは二輪車の王様だろう。
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コメント
当時の過激なレプリカは今の単車に較べると非常に硬質です。
特に、素人改造を施したものは特に顕著ですね。
シート、足回り、、、、これで別物状態ですが、それが青春を思い出させてくれます。
ガンマに乗ると軽さの重要性が判ります。4ストのトルクでの速さ、最新の吹け上がりの速さとは異質の間隔です。
どんな4ストでも消せない間がありますが、ビッグ2ストは間が限りなく小さいです。アクセルを操作した瞬間に間を置く事無く世界が変化する感じです。
投稿: 壱源 | 2010年6月 7日 (月) 23時38分
2ストレプリカは駿馬の様ですね。気持ち良さそうです。
私が乗ったのはロバ又は牛みたいなバイクたちでしたが、内腿が痛くなるくらいタンクを締めて乗っていた頃を思い出します。
投稿: クマ | 2010年6月 7日 (月) 22時23分