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2010年6月10日 (木)

単車でエクササイズ♪

 先週末は土曜日にガンマ、日曜日にSVを使って峠で遊んでみた。
 前記事に紹介したとおりに、朝チャリ昼単ライフなのだ。朝はピストで走り、昼は単車で峠走りなのである。

 生活の中での単車時間を大事に!って思っていながら、自転車に乗り始めた頃に単車時間が減り気味だったのは、やはり乗って今一感があったから。
 しかし、今は乗る程に帰宅したくなくなる。目新しいというのでなく、今は思い通りに身体を動かしても負担を感じないから。単純にいうと、爽快感が味わえるのである。

 基本は1人で走るのだけど、1人で誰も居ない峠に出掛ける。そこで、自分のイメージに従って扱う訳だけど、この感じは何とも言えない。モロにスポーツライディングの世界である。勿論、スポーツライディングだとは言っても、限界走行からは程遠いレベルだ。コーナーのアプローチでフォークがフルストロークするようなブレーキングは行わない。ブレーキングは殆ど無しのレベル。コーナーのアプローチではスロットルクローズレベルで、ターンインの切っ掛けを早めるために使う程度である。まぁ、殆どがノーブレーキなんだが、こういうレベルでアプローチして寝かせて立ち上がるという行為の連続は実に心地よい。寝かせた状態から可能な限り早くアクセルを開けて沸き上がらせるようなトルクで車速を載せていく、、、、十分以上に車速が載ったら次のコーナーへの進入で曲率に合わせてしっかり寝かせる事が出来る程度迄車速を落とすのである。

 車速が低すぎるとコーナーで寝かせる必要がなくなるので、フルバンクの80~90%程度を狙って寝かせるに見合った車速にするだけだ。そこからアクセルを目一杯早く開けていくのだけど、この寝た状態から起きあがる過程のトラクションの掛かり方が何とも楽しい瞬間である。バンク不足でも面白くないし、曲がりきれずにアウトに膨らむのも面白くないのだ。コーナーを見据えて、狙ったラインで目一杯の8割バンクでしっかり加速するという走り方。ブッチャケ、こういう状態は、曲率と路面で狙える速度とラインの解は一つしかないのだ。その一つを予想通りに実演出来た時の嬉しさは何とも言えない。上達を感じるのは、その限界というか、速度域が少しずつ上がる事を実感出来た時である。車体の扱いの工夫とは、走っている時に感じる情報と、情報への対応力次第であり、そのレベルを上げる事が命題だったりする。

 こういう感覚を得ようとすれば、全身全霊、五感をフル活用して、四肢をフル活用しなければ無理であり、それには動かない身体や、硬直する動作はNGだ。身体が軽く動き、状況にしなやかに対応できる対応力が必要なんだけど、これは失いたくないモノである。これは失うと戻す事がなかなか難しそう。

 勿論、同じ道を、同じペースで走ったとしても、ガンマとSVでは、操作や感じ方は全く違う。乗るモノを変えれば、それに応じて良い形を作り出さないとダメだけど、これが楽しさを助長するのだ。2ストレプリカとミドルツインを乗り分けて遊ぶのは、結構愉快。

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