車高
駐車場で自分の車を見て思った。
プロボックスのローダウン仕様だけど、それでも全高は1500mmあるのだ。しかし、1500mmって車高は滅茶苦茶低いように見える。
何故か?
それは、周りの車の背が高くなったからだ。思い起こせば、国産のスポーツカー、RX-7のようなモデルが全高で1250mm前後、クーペモデルが1300~1350mm、セダンモデルが1350~1400mmというのが相場だったと思うけど、今や、全高が1400mm以下を探すのが難しい。例えば、昔のCR-Xは全高が1270mmである。今のCR-Zは何と1395mmもある。つまり、10cm以上も背が高いのだ。
しかし、CR-Zを見ると地を這うようなデザインに見える。デザインの巧さ、周囲との相対的なもので低く見えるのだろうけど、80年代のスポーツモデルに並べると、恐らく、相当に太く、ごつく、背が高くみえるのだろう。
因みに、ランボルギーニカウンタックとかロータスヨーロッパっていう、サーキットの狼で活躍していた車が1070mm前後だったはずで、それに較べてRX-7は20cmも背が高いのか!って思っていたのが小学生時代の記憶だ。
今の車が背が高くても、容認して見えるのは、幅が広がった事を挙げる人もいるけど、横から見ても背が高く見えないのは、偏にタイヤサイズが大きくなったからだろう。それで、視覚的にルーフが低く見えるんだと思う。
昔の車は殆どが13インチである。ケンメリのスカイラインでもそうだ。14インチというと、コスモAPの時代からだろう。15インチは1981年頃の60扁平が解禁になってからの登場だから、1970年代は14インチ以下だ。因みに60扁平が認可されたのは、コスモロータリーターボ、スタリオンが一二を争っていた筈。
それに較べると、今はファミリーカーで55扁平の15インチで隔世の感がある。13インチとか14インチというと下手すると軽自動車である。普通の車で16インチ、チョット良いグレードで17インチというのが相場だ。つまり、直径で4インチ、つまり10cm以上はホイール直径が拡大している。そうすると、車を見た時にホイールが大きい分、ルーフが近く見えるので腰高感が消えるのだろう。
しかしである。
運転して思うのは、やっぱり1500mm以上の車高は、ロールしているなぁ!って感じは消えないモノである。個人的には、1300mm程度の車高の車が好きだ。昔のRRの2ストセルボのCX-G、FF初代のターボのCT-Gの何れも乗っていたけど、どっちも面白かった。CR-Xもそうだった。地を這う雰囲気、、、、80年代チックだけど、そういうのが好きだ。
| 固定リンク
コメント
低い車高は何とも言えない楽しみがあります。低い目線は曲がる時に楽しくなります。
セルボはホントに面白いですね。もろ、ゴーカートのような幹事です。
投稿: 壱源 | 2010年6月 4日 (金) 12時58分
2スト・セルボには、ジムニーの代車で乗ったことが有りました。当時はスキー・ハイキングにもはまっていたので、セルボの魅力に負けませんでした。でも、普通に走ってもスポーツするのは楽しかったです。燃費も思ったほど悪くなかったです。
投稿: クマ | 2010年6月 4日 (金) 10時19分