菅直人、最初にして最後
民主党の代表が菅直人氏に代わり新首相に選出された。
民主党で顔になりうる唯一の人物と思う菅さんが首相になった。民主党、数は非常に多いのだけど、正直、自民党のように付け替える表紙が無いのが現実。派閥政治が良いとは思わないけど、派閥の領袖の顔は、付け替える表紙として成立していたのが自民党。
一方、民主党は表紙が無い政党であり、唯一無二の表紙となりうるのが菅さんだ。
過去の民主党代表を回想すると、鳩山さんは頼りがいが無い、前原さんは、眼に突破力を感じないし、メール問題での対応には笑ってしまったし、小沢さんも実力は在っても広く受け入れられるカリスマは無い、、、、やはり、どう考えても菅さんしかいないのだ。
正直、政権交代で鳩山さんが選出された時は、自民党の谷垣さんのような印象、首相というと風格というか、度量というか、器が必要だけど、少なくとも鳩山さんには器を感じなかった。過去を振り返ると、羽田さん、海部さん、宇野さん辺りにも首相の器らしさは感じなかった。
今、器を持ちうる政治家が居るか?というと、自民党には思い付かない。民主党でも思い付かない。器っていうのは知識や経験も必要だけど、何よりも眼力があるかどうか、惹きつける力があるかどうかであろう。最近なら小泉さんのような破壊力は民衆には魅力的に映る。器とは頼りがいである。
頼りがいっていうと、攻撃力が無いと話にならない。舛添氏、田中真紀子氏くらいしか思い浮かばない。
正直、勝手に思うのは、次の組み合わせである。舛添氏が代表+みんなの党の江田氏が補完、別の組み合わせが田中真紀子氏が代表+小沢氏が裏方という組み合わせ。
どっちが良いというのでなく、2つの軸をベースに結集しなおして議論を闘わせるような活力が欲しいところ。
民主党にとっては、最初にして最後のスタイル、、、、つまり、菅直人氏以外に選択肢は無い。これで実績が上げられなければ、次は無いだろう。次は解党というのが一番道理に合っているように思う。
最後だけに期待したい。批判は時間を経てからの話であろう。
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