ラングスターの整備
ラングスターをダイエットに使っている。使う場所は太田川流域の道路だけど、万が一に備えてクイックリリース化している。
因みに、ラングスターのエンド幅は120mmである。そしてアルミの正爪のトラックエンドの厚みが10mm程である。ノーマルではナット締めの芯棒だけど、クイック用芯棒に付け替えてある。クイック芯棒の場合、締結力が弱いので両サイドにチェーンプラー(チェーン引き)が必要だ。チェーン引きは普通は芯棒を直接引く構造である。
こういう組合せは結構制約が多いのである。
まず、クイック芯棒として必要な長さは?っていうと、エンド幅+エンド厚×2+チェーン引きの掛け代×2である。エンド幅が120mm、エンド厚が10mm、チェーン引きの芯棒掛け代が4mmである。つまり、芯棒の長さとしては120+10×2+4×2=148mmは欲しいのである。 しかし、一般のクイック芯棒でMTB(OLD135mm用)が143mmなので微妙に厳しいのだ。
そこで、自分のラングスターでは、サーリーのクイックシャフト引きのチェーン引きを使って対応している。これなら細いシャフトで引っ張るので芯棒に余裕が生まれる。必要な芯棒の長さとしては130~140mmの芯棒、つまりロード用の芯棒でそのまま使えるのである。
しかし、クイックシャフトでアクスルを支えるというのはセンスが悪い、、、、、ということで、調べるとシマノのMTB用が146mmなのだ。ということで、コイツを注文してみた。これを使えば、クイックシャフトでなくアクスルシャフトで引けると思ったからだ。しかし、ばらして組み付ける段階になって判った事、、、、、、それは、この芯棒はカセット側が端部から30mm程しかネジが無く、残りが不完全ネジ部となっている。こうなると、146mm用の芯棒をつかって普通のチェーン引きでクイック締めするのが難しくなる。
ということで、仕方なく現状復帰したのだけど、その段階で、チェーン、コグの清掃、ハブのOHを行って組んでみたら、、、、エラク軽く回る。フリクションが殆ど無いのである。更に、固定だから、、、って思っていたチェーン鳴りも殆ど聞こえなくなったのである。
案外、気付かない内にフリクションが蓄積していたようである。因みに、自分の思う構造を簡単に行おうとすれば、クロモリフレーム車なら楽勝だ。クロモリフレームの場合、エンドも鋼である。そうするとエンド厚はせいぜい8mm以下であろう。これなら簡単にアクスル引きでクイック留めが可能なのだ。この辺りでもアルミフレーム車の面倒臭いポイントが在る訳だ。
まぁ、仕様だから気にしないし、何とか、アクスル軸引きでクイックシャフトを使える打開策が見つかったから良いけど、、、、方法は、完成してからメインサイトで公開する予定だ。
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