幼さか?若さか?
人を見ての感想の話。
若い!っていうのと、幼い!っていうのは、絶対的に違う。
自分の感想では、若い!っていうのは、身体の健康さを言う表現で老け込んでいない活力の事を言うと思う。幼い!っていうのは、精神構造の未熟さを言う表現で成長していない、精神年齢が実年齢に達していない稚拙な状態の事を言うと思う。
それ故に、人から言われるとしても、幼い!と言われると耐えられない気がする。若い!は大歓迎だが、幼い!はノーサンキューである。
しかし、日常の会話を注意深く観察すると、『幼い』と『若い』は結構使い分けられて聞く言葉である。
先日、一ヶ月程、研究棟の設備入れ換え工事があった。そこで、業者さんは滋賀県から長期出張で作業されていたのだが、その最後の夜に慰労を兼ねて食事に誘った。
その席で、幼い!って言われるのは、大人の男として屈辱ですよね!って話を頂いたのだが、正にその通りだと思う。自分としても、幼い=幼稚、言葉は悪いけど、大人に向かって幼いっていうのは、世間知らずの常識知らずという意味だと思うし、極論すれば『バカ野郎』って意味だとも思う。
因みに、少年の心を持つという表現は幼いとは正反対の言葉である。少年の心というのは、少年の好奇心を失わないということ。幼いというのは、好奇心追求のプロセスを踏めない未成熟ということで、全然違う。
芸能人なら、所さんとか、ヒロミさんとかいらっしゃるけど、彼らは少年の心を持って若いけど、決して幼くない。立派な大人であると言える。
周りを見ても、幼いと言える奴、若いって思える奴と居るけど、正直、若いって思える奴には羨ましさを感じるけど、幼い奴っていうのは、哀れみを感じる事が多い。
似た言葉だけど、全く違う。そう思うのである。
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