フィジカルパフォーマンスが足らない
7/25のサイクリングで驚いたのが、31歳の青年の走り。
彼の自転車経験は7年程とのこと。運動経験としては学生時代からの部活で陸上部。そして、今もランを中心に日々トレーニングされているという、、、、
彼は通勤で片道30km近くをスペシャのロードで通勤しているけど、今回のサイクリングでは初参加で、国産クロモリホリゾンタルのフレームにサンツアースプリントのフルコンポで組んだロードでやって来た。
今回、他にもロードバイクが何台かいたけど、クロモリの昔スタイルは彼と自分だけである。他はみんなカーボンだ。
そんな彼に対する第一印象は、最初は普通かな?と思ったのだけど、走り終えての印象は、この人、予想外だったということ。
今回のサイクリングでは15kmスパンで距離を刻んで走っていたのだけど、殆どのステージで後方から千切れなかった。全部で10区間設定したけど、その内、6区間はタイム差無しで付いてきたのには、正直驚いた。明らかに差を作れたっていうのは、復路の終わり(炎天下で120km以上走行した後の区間、復路の飯室~可部で3分)でスタミナの限界域に近い時と、往路でもアベレージが高い(40km/hオーバーを多用した区間、往路の飯室~湯来分かれで3分)区間だけであり、40km/h以下の区間では差違は殆ど作れなかったのである。
決して、手加減していない。自分としては結構踏んで引いたつもりである。意識としては追走させない、千切るというのが本音なのだ。だから、往路も復路も向かい風というコンディションだけど、速度的には落ちた時でも30km/h以上、基本は35km/h近辺、下り勾配、風の弱い時は最高で56km/h程度の速度には到達するような状況だけど、殆ど後方から離れない。特に、往路区間では5区間中4区間は追走しきって来たのには正直驚いた。
自分の意識としては、歳が15歳離れているくらい関係無いと思うし、全然楽勝だと思っていたけど、この距離を千切れずに付いてきたというのはビックリである。途中、何グループかのロード軍団が居たけど、視界に捉えたモノは全てよりペースは上であるにも関わらずである。太田川沿いでピストで走る時でも追走を受けたとしても、最後迄千切れずに付いて来る人っていうのは、経験上片手にも満たない数しか遭遇した事がない。それ故に、今回のような中距離で付いてきたのは、或る意味、驚きなのである。今回、全行程を全て先頭を引いて走ったけど、このように殆どの区間で後方に気配を感じたのは長い自転車生活で初めての経験である。
聞けば、中央森林公園のラップで23分程との事。それで陸上部上がり、ここ7年間の自転車ライフ、、、、確かに、遅い筈は無いけど、、、、正直、ビックリしている。勿論、頭では理解している。やはりチャリンコのパフォーマンスは最終的にはフィジカルである。スイム系の自分から見て、陸上系競技を続けているのなら、それなりっていうのは頭では理解しているけど、、、、それでも、ビックリである。
この度に限らず、サイクリングというと基本は自分のペースで走る事が多い。自分のペースということは人に合わせないのだ。それでも複数で走るとなるとばらけないように、、、って気持ちがあるので、殆どの場合が、15km~30km程度の間隔で休憩ポイントを置く。15kmなら自分のペースで25分で走る。つまり、平均速度で35km/h強である。今回もそうだ。しかし、後方で付いてきたというと同じペース、離れても2分となると、33km/hペースということ。更に言えば、今回の最後尾もトータルで6分程度しか待っていないのだ。つまり、最後尾でも30km/h弱で走っているのだ。自分と較べてどうか?っていうと、僅か5km/hの差しかない。ビックリさせられた人と較べると、最大でも僅か3km/hの差しか作れないのが自分ということ。因みに、その速度域で1分の差は500m程、2分で1km程、5分で3kmくらいだろう。15kmも走って最大で1kmの差、進む距離なら7%しか作れないなんて、、、、
この事実、チョット悲しいのが本音である。単車のツーリングでは30km区間で休憩を取るけど、30kmの区間を20分程度で走る事もある。そう言う時、下手すると20分以上待つ事もある。つまり、単車なら速度で倍半分の差を生む事が出来るけど、自分とすれば経験は遙かに長い自転車で1割も差が付けれないのだ。
これって、自分が情けないというか、正直、悲しいというのが本音である。何様か?って事もあるかもしれないけど、やはり、スイム歴、筋トレ歴、自転車競技歴から考えて、別系統の競技出身者とか、年齢的に若いにしろ最近ブームで始めた系に対して、1~2割の速度差しかアドバンテージが無いっていうのは、、、、
勿論、追い込む程に僅かのアドバンテージを生むには重箱の隅を突くような積み重ねと経験が必要なのは理解しているけど、そういう極めたレベルには到底到達していないと自分で思っているだけに、自分の90%レベルに簡単に迫られるのは歯痒いものである。
次は山岳ステージ系のサイクリングを企画して誘ってみたいものである、、、っていうのは、実は自分との違いを測りたいからというのが一番の本音だったりする。
因みに、こういう気持ちは泳いでいる時も持っている。連続で泳いでいるとタイミングを計ったように競ってくる人もいる。しかし、自分の自負としては、トータルで35年以上、直近でも20年近く泳ぎ続けており、3kmとか5kmを一定のペースで無休で泳げるのは、積み重ねあっての自負もある訳で、同じ様な自負がチャリに乗っている場合も当然持っているのだ。スイムなら最長で12km迄ペースを崩さず泳げるけど、そういう次元では、本職系以外とは明確な違いを実感できるけど、チャリなら、何処まで積めた時に明確な違いが見えるか?これが関心事なのだ。今回の感想だと、全行程を実表示で40km/h巡航、サイコンアベレージで今の30km/hチョットから35km/h近辺で独走出来る状態が必要なのかな?って印象だ。
話が逸れるけど、そういう自負があるから、全く違う人だけど、自分の真似をするだけで、それなり、、、、って思いでトレースしようとする人なんかを見ると、苛立つというか、むかつくというか、そんなに簡単にトレース出来ないよ!って思いを持つのである。
まぁ、差違っていうのは、パフォーマンスの差。自転車の場合はフィジカルの差がモロに出る。単車の場合はフィジカルというよりも経験とかセンスの差がモロに出る。フィジカルを鍛えている自負が強い程に、差が自分の思いより少ないっていうのは、やはり何かが足らないのだろうなぁ、、、、。自分の限界が100kmを35km/hってところだけど、これを38km/hくらいに引き上げる事が出来れば、取り敢えず、自尊心は維持出来そう。35km/hなら150kmはキープ出来ないとダメっぽい。先は長そうだ。
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