DAHONのステム高さ調整
DAHONのD7以下シリーズの高さ調整式ステムの締結力について。
これ、シムが樹脂で締めてもずれやすい。しっかり締まらないのが不愉快。距離を走ると一番下迄ハンドルが下がる。因みに、この傾向はシートポストでも当て嵌まる。D7モデル以下のポストシムは樹脂製で古くなってくると締めても簡単にズレ落ち始める。
ポストシムはP8モデル用のアルミシムで問題は解決可能だけど、ステムシムは違う。現行のD7モデル以上はアルミステムでメタルタッチだから問題無いけど、古いD7モデル以下、現行のD6モデルでは相変わらずの樹脂シムである。普通に使う分には問題は無いのかも知れないけど、前傾気味で乗ると、ステムハイトが少しずつ下がっていくのである。
そこで、ステムシムをアルミ等の金属に変更することで解決可能だと思っていたけど、実際にやっても効果は薄い。外径28.6mm、内径25.4mmのシムに交換しても下がり気味、、、、っていうか、今度は操舵方向にズレるのである。樹脂シムでは、シム形状としてズレ留め目的でキー溝的な加工がステムに為されており、シムもキー溝に嵌り込むようなキー風の加工が為されているので操舵方向へのズレは無いけど、一般のメタルシムでは回り留め加工が無いので、上下がずれなくても、操舵方向にずれるのだ。
詰まるところ、クイックでの締結力不足である。
さて、このクイックは6mmボルトを引っ張るもの。ボルトの引っ張りはアルミレバーで引っ張る。アルミレバーの支点がカム式となっており、カムハイトが2mm弱だけど、これで引っ張るのだ。普通には、このクイックで十分なんだろうけど、使っている時の感触として、レバーをタイトにする際にネジに抵抗を随分感じる事もあり、このクイックレバーを変更してみた。
これを頑丈かつ、しっかり締まるモノに交換ということで、今度あh8mmボルトのシートピンに変更だ。モノとしては、レ・マイヨWの純正クイックシートピンである。クイックの引っ張るタイプも昔の国産ハブに用いられていたようなタイプの構造のモノだ。勿論、8mmボルトはステムクランプの穴に入らないのでドリルで拡径して対応させた。
実際に組み込んでの使用感は、クイックレバーの締め込みも軽い力でOKとなる。では、締め付けが弱いか?というと、決してそんな事は無い。しっかり締まる様子。この状態で舗装の良くない団地の下り坂を通って出掛ける等、実際に走ってみると、、、、、、、全くずれなくなった。これ、お奨めだ。
クイックレバーの構造も材質も昭和的な古いモノ。しかし、最近のモノに較べると遙かに充実した機能を提供してくれる。
| 固定リンク
コメント