バスと接触
呉市営バスと自転車の接触事故でサイクリストが重体になったんだそうだ。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201008020025.html
が記事だ。サイクリストは四十代とのこと。場所は呉と東広島の間の国道375号線、、、、バスが自転車を追い越す状況だから、上り車線だろうか?追い越し時に接触して転倒、そして重体となったのだろうか?
都市間接続の主要国道を自転車と自動車が一緒に走る事自体が危険である。実際、自転車を運転していてダンプとかトラック、バス、自家用車と併走しているとき、場合によっては側方感覚で50cm未満で追い抜かれる事もある。勿論、交通量と速度差を考えて停車する事も少なくないけど、車によっては非常に接近した状態で抜かれる事も少なくない。
特に、相手が大型自動車で速度差が少ない時は、抜かれる間の時間自体が結構長いのである。
こういう時、無事かどうか?っていうと、非常に車体が軽く、路面や外乱の影響を受けやすい自転車をふらつかせずに直進させる事が出来るかどうか?である。
以前、車で生活道路を走っている時に、ふらつきながら道路の中央付近を走る自転車が邪魔だって話を記事にしたけど、案外、真っ直ぐ走るのは難しいかもしれない。
しかし、スポーツサイクルを走らせる。車と混走する車道を走らせるのであれば、扱う側っていうのは、狭い道で接近して抜かされる時でも車体をしっかりコントロールしてふらつかせずに走らせる事の出来る技量っていうのは間違い無く必要である。
単車と違って漕ぐという行為が強いられる自転車である。矢のような直進安定性を実現できるかどうか?っていうと、機材よりも、乗り手の技量次第という側面がある。ふらつき、蛇行、斜行、、、、こういう風になってしまうのは、本当を言えば公道を乗る資格が無いというと言い過ぎかもしれないけど、少なくとも、そういう状態であれば、実際の交通環境で受けるリスクを受け入れて予防的な行動をとるのが重要である。
車道を走る自転車が増えて、他の交通と混走する場面が増えているけど、実際の環境では極めてタイトに接近する訳で、そうなると、色んなリスクが発生する。最悪、紹介したような事故を招きかねない。どっちが悪いとかに関係無く、ダメージを負うのは自転車の方である。つまり、自分で身を守る意識を保たなければならないのだ。
個人的な感想で言えば、同一進行方向に進む他の車両(トラック、バス、自動車)よりも、対面でやってくる前を見ずに漕いでいる実用自転車の方が恐い。こいつらは、前を見ていないのが最悪。余談だけど、それ以来、待ち受けで突っ込まれた苦い経験から、格好悪くてもしっかり鳴って相手に聞こえるベルを装備している。
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