コンパクトクランクよりも
以前の記事にも書いた事。
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2010/08/post-24ca.html
だけど、自分のような中年オヤジがロードバイクで快適に走ろうと思えば、コンパクトクランクも悪くないかもしれないけど、常用域でのギアの並びの方が重要だと改めて思う。
BSトライバイクの心地よさは、自分にとっての高速巡航が負担無く保てる点。速度域的には35~45km/hという辺り。使うギアは50T×17-18-19-20-21Tだ。6.16m~4.99mを0.3m刻みで配した構成、これが実に心地よく使いやすい。マイギアが5.5m弱だけど、これを中心に前後に二枚ずつ、0.3m刻みの構成というのが一寸した負荷の変化が身体に負担を与えるのを解消してくれる。これが嬉しい。特に回転数を高めで保つ走り方では軽いギアが必須。乗っていて重いと感じない事が大事。19T前後での1T刻みと言えば、スプリットで5%チョットである。で、他の自転車を見ると、、、、小林531スポルティーフが46T×16-17-18-19Tがそう言う構成、R2-4プロムナードが48T×17-18-19Tがそう、この辺りが特に使い易い。
多分だけど、これが競技者レベルで強靱な肉体を持つ選手級ならば、もう少し離れていても脚がカバーしてくれるんだろう。それが、通常商品の11Tトップ、12Tとっぷのクロウス域が14T前後の商品ラインナップにも現れている。15T辺りなら1T刻みは7%弱。オッサンというか虚弱人には、もっと小刻みが使い易い。
我が家でこれ系のカセットを使っているのが小径車だ。西DAHONが52T×14-15-16-17T、オ・モイヨWW号が48T×13-14-15-16T、ルイガノMVFが50T×14-15-16Tがそんな感じ。15T辺りで1T刻みだから7%弱となる。
乗りにくい程では無いけど、高速域を高回転維持して走るには少し微妙というのが正直な感想。それでも、ホイール径が小さい分、絶対的なロールアウトが小さいので、なんとか我慢出来る範囲。
ダメダメなのが、クロウス域が通常カセットのトップ領域のフルサイズバイク。我が家で言えば、ステンレスロードが該当する。こんな自転車、7%刻みの15T近辺ではロールアウトの絶対値が大きすぎて踏めない。回転を上げて踏めるギア比となると、カセットは17-19-21Tのロー側近辺、、、すると2T刻みで離れすぎてしまう。ギア比の絶対値で選べばフロントインナーしか使えない。しかし、その時の歯数は14-15-16T近辺でBSトライバイクのような刻み幅は選べない、、、、
まぁ、ステンレスロードは盆栽志向で組んでいるから良いけど、全然乗りやすいモノとは言い難いのが正直なところ。仮に、コンパクトを組んだらインナーでは軽すぎになる。スタンダードで組んだらアウターがゴミになる。
結局、コンパクト云々の前にカセットが使えないのである。カセットとしては、17~21Tが完全にクロウスしたようなモノ、、、、それが虚弱中年の選ぶ最良の選択だろう。勿論、その歯数域がカセットのロー側ではチェーンライン的にスマートでない。ということで、コンパクトを選ぶよりもジュニアカセットを選ぶ。こっちの方が良さそう。ジュニアカセットが選べないならば、、、、、軽さよりも繋がり重視。普通のカセットを使うならインナーは35Tよりも39Tの方がベターだし、アウターを小さくした方が無駄が少ない。だから、自分の場合はスタンダードクランクでクランク歯数を減らすパターンが多い。具体的には、アウターリングに46~48Tを選ぶ事が多い。そう言えば、ステンレスロードのアウターもノーマル53Tだったのを、組む段階で50Tに変えて、今は46Tだ。アウター46Tっていうのは700Cフルサイズでは結構お奨めである。
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