« 8/1~8/7の週の検索ワードピックアップ | トップページ | cookieの保存が出来ない? »

2010年8月 9日 (月)

戦争

 戦争経験者の中でも戦地で闘って復員した後に戦後を過ごした人の中には、企業経営者になっている人も少なくない。身近なところにも居るけど、話をしながら消しきれない違和感を感じる事が多かった。
 ここ最近、戦争を振り返る番組が頻繁に放送されるけど、そんな時、ふと思った。

 感じる違和感、、、、それは、復員兵上がりの経営者の思想というか、口癖だ。

 『そんなペースでやるからダメだ。だから日本は戦争に負けたんだ!』

 そんな口調に対する自分の感想は、、、、

 『そんな精神論に走りすぎるから、引くに引けずドツボに嵌るんでないの?』

 って意見。そうなんである。復員した人の多くは、負けた事を本音の部分では、相当に悔しい思いを持っているようで、経済というフィールドで相手に勝つというので思いを晴らしているのかな?って印象なのである。

 物事を進めるには、冷静に分析し、客観性を持って評価し、そして決断する。決断は分析前に最初にありきではなく、あくまで結果として下す、、、、行く時は行く、引く時は引く。行くか引くかを冷静に分析する。分析には、専門性を持って行う、、、、当たり前の事だけど、精神論に走ると、印象第一主義、結論ありきで正統化する理由付けを分析と勘違いする。

 これでは、マトモに動かない、、、、そんな気がする。

 こんな事を考えるのは、最近の番組で見る別の考え方の戦争経験者の考え方を知ったからだ。それは、前述の負けた事の悔しさを拭い切れていない、言ってみれば、未だ戦争が終わっていない人とは違い、戦争の悲惨さ、当時の事実を言い伝える事を使命とした様な人、そう、心の中で戦後を迎えた人の考え方に共鳴しているから。思うのは、戦争体験後に生き残った使命を全うするために生きているっていうのは尊敬できると言う事。

 戯言だけど、この時期は、色んな事が考える事が出来る。

 因みに、この話は、番組を見たから。具体的には、NHKの番組再放送で『日本でいちばん長い夏』って番組を録画していたのを視た。これは、終戦直前における関係者の当時の心境や考えを、昭和38年に集まって語り、記録として残すというモノで、戦争から戦後に掛けて生きた人の生き様も紹介するような番組だ。
 内容、思想は兎も角、そこで登場する人物の多くが、特に、終戦後に生き残ってからの生き方の面で、何某かの使命感を持って生きているという感じが特に印象的であった。

|

« 8/1~8/7の週の検索ワードピックアップ | トップページ | cookieの保存が出来ない? »

コメント

戦争経験者の心は二通り、未だ終戦を迎えていない人と迎えている人、負けた事が悔しい人と、戦争の真実を伝える人、、、、、ホントの偉人は事実を受け入れる事が出来る人ですね。

投稿: 壱源 | 2010年8月 9日 (月) 23時34分

 そうですね、当時の価値観が、「早く大量に」という事が良いことだったのでしょうね。

投稿: クマ | 2010年8月 9日 (月) 23時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 戦争:

« 8/1~8/7の週の検索ワードピックアップ | トップページ | cookieの保存が出来ない? »