軽い車
エコカー補助金制度の締切迫るということで、各社自動車販売に躍起になっている。
そして、ユーザーもエコカーしか買わないという流れである。
エコカーというと、ハイブリッドカー、CVT車という辺りを中心として小から大迄揃っている。この、エコカーの定義っていうのが燃費基準とか排ガス規制に対する達成度合で特典に差違がある。
しかし、、、、
エコカーっていうのを見ると、ホントにエコか?って思う人は少なくない。大排気量自体がエコカーになりうるという制度も怪しい。まぁ、実際、そのように思う人は少なくない。
そうでなくても、ハイブリッドカーならエコカーという先入観もあるけど、ハイブリッドカーは電池というバラストを搭載して走っている。結果、1400kgとかなり重たい。
そう言えば、エコカーに分類される2Lクラスのミニバンも1500kgオーバーとかなり重たい。
車を運転して思うのは、究極のエコとは、軽い事。
重たい車は仮に平地燃費が優れても、重たいモノを移動させているという事実に変わりはない。それは、消耗品の消耗も間違いなく早い。タイヤもパッドも早く減るだろう。
真のエコカーということで、装備の質を落とさず、標準的な重量から200kg程度軽量化した車のような考え方の方が、直感的に納得しやすいのは自分だけだろうか?
そもそも、メーカーオプション装備で車重が増加したらエコ対象になるというのは、取り決めだからしょうがないけど、そもそも、そういうモノでは無いような、そういう気がする。
因みに我が家のPROBOXは、団地徘徊で10km/L、休日で14km/L、平均で12.5km/Lというところ。最高では16.4km/Lである。自分としては燃費は悪くないと思うし、1500ccでも軽いから高速道路でも全くストレスは無い。中国縦貫道で上り勾配場面でも5速ホールドで四人乗車でも踏んだだけ加速する。最近多い2.5Lのミニバンが苦しそうに走っている横を一気に駆け上がる。基本は重量辺りの出力が大きい程、走りは楽になるんだろうけど、必要な機能を得る排気量を小さくして、性能と燃費を両立させようとすれば、軽く作るしかないのである。軽さは正義、、、、、遮音や断熱の装備の必要性も解るけど、過度な装飾は車自体だメタボリックシンドロームみたいなもんだろう。思えば、車もドーピングやサプリで性能を維持しているようだ。
そう考えると、市販車全部に言えることけど、車重が100kgずつ軽かったら世界が変わるような気がする。
昔々の記憶を辿ると、サバンナRX-3が965kgくらいだったような、当時のコスモAPが1220kgで重たい印象だったような、、、、小さな車は700kg前後からで多くは900kg~1100kgが相場だったけど、今の時代、200kgから300kgは重たくなっている。エンジンの熱効率が向上したり燃費技術が向上しているかもしれないけど、平均で250kg以上の重量増加は結構厳しいだろう。
| 固定リンク
コメント
単車に乗っていると、軽さが正義だと思います。
車でも同じですね。
でも、不思議と自転車には数百グラムの軽さに投資するのは疑問符が抜け切れません。
投稿: 壱源 | 2010年8月28日 (土) 23時49分
そうですね、軽くて丈夫なら言うこと無しです。いくら重くて丈夫で速度が出ても、無謀な運転をすれば潰れてしまいますね。
投稿: クマ | 2010年8月28日 (土) 11時07分