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2010年8月27日 (金)

景気は?

 このところ、為替相場が1ドル85円状態を持続している。合わせて株価も9000円前後で変化無い。まぁ、円高、株安ということで景気的には宜しくないのだろう。

 しかし、不思議な事に普通に生活していて、その切迫感が感じられない。

 1995年当時の円高1ドル80円を記録した時における社会の慌て具合とか、2008年頃の1ドル90円前後に迫った時代とか、そういう時に較べると明らかに円高は進んでいるけど、社会の慌て具合は少ないような感じを受ける。

 これは、景気が悪くないからか?或いは、為替の影響を受ける部分が海外移転を済ませているからなのだろうか?それとも、運転資金的に潤沢故にドル預金のような手法を使っているからだろうか?
 それとも、輸出企業にとっては不都合であっても、実は、円高で恩恵を被る企業の影響力の方が勝っているのだろうか?

 そう思って、身近のモノを見渡すと、、、、Made in Japanを探す方が難しい。殆どが輸入品である。強い円で安くモノを買って得るメリットが、輸出企業のデメリットを上回っているならば、高い円を生み出す競争力は何処にあるのか?その辺が興味深い。

 仮に、円高に危惧しながらも危機感を感じないのは、輸出企業の代表格である製造業の実態として、為替の影響を受けない体制が既に整っているということなのかもしれない。結果として、ブランドは生き残っても実態としては空洞化が進んだ状態という事なんだろう。そして、景気に影響する額面的な部分では対策が進んで来たと言う事だろう。中小の企業は関与人口は多くても景気指標に影響する程の総額で無いために苦労している人の割りには、影響が小さいように映るのかもしれない。まぁ、この円高によって、大手ブランド自体の影響は小さくても、純国産のメーカー、下請け孫請けの町工場にとっては影響は計り知れないだろう。額面的な影響力は小さくとも、影響を受ける人数ボリュームは膨大だろう。それが、就職難とか失業率とか、そういう部分に現れているようだ。

 円高でも成立するというのは、日本企業が国内で生産関与させる割合を大幅に絞っているため。結局、人は要らないのである。それで、余所で作って商売するという構図なんだろう。つまり、極一部の少数の勝ち組と多くの負け組という事だろう。

 円高の対策は?というと、今の政府的にも無策に近いようだけど、この円高であっても業績を確保する大手ブランドとか輸入関連への課税負担アップと、そうでない業種への再配分というのが一番合理的かな?という気もするけど、ドラスチックな変革を望むならば、既存の価値観では対応出来ないレベル迄円高が進んで社会のリビルドが為される方が良いのかも知れない。 

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コメント

なかなかの妙案ですね。知識を買うのは、過去のプライドを持つ日本人から生まれにくい発想かもですね。

投稿: 壱源 | 2010年8月28日 (土) 23時48分

 最近思いますが、円高を利用して、知識、知恵などを買っても良いのでは無いでしょうか。実用化するには人が必要ですし。
 江戸時代の日本では銀・銅を輸出して本を買っていたという話です。

投稿: クマ | 2010年8月28日 (土) 11時03分

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