NS400RとRG400ガンマ?
多分、1人の方の検索だろう。
今の時代、免許制度が変わったから、RZV500RかRG500ガンマで悩むのが普通だろうけど、400ccで悩むのは訳在ってのことだろうか?
まぁ、ガンマとNSというと、外装部品の共通度合を見ると、ガンマは400/500の弟分、NSは250/400の兄貴分であろう。実際、NSは400フルスケールには満たない排気量で387ccである。このエンジンのボア×ストロークは57mm×50.6mmと変わっている。2ストロークの場合、基本が125ccでボア×ストロークは54mm×54mmか56mm×50.6mmである。350ccツインの場合は、64mm×54mmが普通だ。
そこで見るとNSっていうのは、本来は375ccクラスのような存在で、それにオーバーサイズ1mmのピストンを入れている感じなのである。ガンマは500のボアダウンでボア50mm、ストロークが50.6mmというスクエアに近いのが特徴
因みにNSとガンマではNSがクラス最大のトルク値で5.1kg・mである。これはガンマの4.9kg・mを上回るけど、実際、そんな差は無きに等しいもの。重量はガンマが153kg、NSが163kgだけど、その差も判らない。言えるのはガンマの方が大きな車体。NSはコンパクト。
乗っての違い、、、、、ガンマの方が高回転まで気持ちよく吹け上がる。マルチエンジンらしい特性。NSはトルク重視で中速域が力強い感覚。そんな区別である。
所有して思ったのは、一軸のV3よりもスクエア4の方がエンジンが頑丈のような感想。リードバルブよりもロータリーディスクバルブ、一軸エンジンのシール性の不安よりも単気筒四配列のガンマの独立性による安心とか、そんな事も考えたりする。
なお、自分の乗り方で乗って楽しいのは、、、やはりガンマである。NSも悪くないけど、NSで無ければ!的な思い入れが注入しにくい。でも、、、郊外の峠で速いのは実質NSかな?って気もする。勿論、ガンマでも十分だけど、二台同時に乗った時の感想は、タイトな峠ならNS、速度域が高いならばガンマという感じは今でも覚えている。
しかし、今の時代、速さで選ぶのはナンセンスかもである。となると、モデルの背景に見え隠れするストーリー性を辿ると、、、、NSはスペンサー時代のロスマンズNSの強さが印象的だし、ガンマはRG軍団とロバーツYZRでメーカータイトルを連取していた時代の話が印象的。ヒーロー志向ならNS、ヒストリー志向ならガンマという選択もありかもしれない。勿論、ホンダファン、スズキファンという区別もあるだろう。カスタムし易さというと普通ならガンマという回答だろうけど、時代を考えたら、どっちも似たようなモノ。結果的に作り出すという手間が発生するのは、どっちも同じだろう。
個人的には、今ならNSの方が欲しい。ガンマは500を持っているからだけど、NSならMVXにスワップしてMVX400Fってオモチャを作ってみたいのが理由だ。
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