どうなんだろうねぇ、、、
勤務先のトップは91歳の会長殿だ。まぁ、それはどうでも良い。しかし、経営判断云々という部分で大きなところから小さな所まで、殆ど全て91歳のお爺ちゃんが決定権を握っている。
まぁ、それも良いだろう。
しかし、、、、その判断に対しての意見等は、親族経営者は勿論、以下の役員、管理職から一切の声は挙がらない。まぁ、意見しても聞き入れられない。反論すると左遷される等々で、オールイエスマン構成だ。まぁ、それも同族経営なら有りだろう。
でも、ボケているとは言わないけど、老いによる弊害は確実にやってくるのである。忘れやすくなったり、判断が遅くなったり、記憶力が落ちたり、、、、そういうのである。
他には、老化というよりも老害なんだろうけど、己の知らない事は全てを受け入れる事が出来ないのは重大な問題である。自分が全てを掌握しているような感覚なのは、或る意味凄い事だけど、知らない事は受け入れる事が出来ない。しかし、全く知らない事で、外部からの話の場合は、無条件で受け入れるような、そんな状況。つまり、頑固が度を過ぎる状況、或る意味、これも老化の症例だろう。
これを見ると、日本企業の老化、硬直化っていうのは、中の人間の変化が大きいのかな?と思ったりもする。
そういえば、経済成長を支えた中小企業の経営者で、今も引っ張っている人っていうのは間違いなく高齢化が進んだ状況。過去には強い意志とリーダーシップ、決断力が在っただろうけど、多くの企業でも、後進に任す事が出来ず、ずっと率いながら、老いと戦って、決断するための情報収集と判断に問題を残し、新しい技術への拒否感を持ち続けていたとすると、それは企業の老化という形になるような、そんな気がする。
勤務先のトップが呆けているとは思わないけど、老化による問題が何かと狂わせているのは間違いないと思う。本人さんと業務以外の例を取って深い部分迄話してみたけれど、彼の口から出た一言が印象に残った。
『あなたみたいに、直接的に私に刃向かうのは、この会社を始めて、初めてだ、、、』
という話。ふと、思ったのは、親族経営者の遠慮、その他役員、管理職の従順的姿勢が、後進に任せられないという潜在性を生んでいるのかな?という事。それが引き際の判断を鈍らせているのだろうか?
それでも、人は確実に老いていくのだ。老いると、頑固になり、忘れっぽくなる。これが自覚出来れば引き際が見えるのだろうけど、もしかすると、彼は見えていても周りに任せる事が出来ないから留まり続けているのか?と思う。しかし、それでも人は老いていく、、、、誰も悪くないけど、この状態は、破滅へのカウントダウンのような、そんな感じだ。
或る意味で偉大だけど、或る意味可哀相に見えるのが正直な感想。
そして、自分も確実に老いるし、老いている。多くの人がアンチエイジング的な取り組みもしている。こういうのを見て、自分はやはり運動出来る限りし続けるし、食生活も自分の流儀で健康に配慮している。
目に見えるモノからフィードバックするのは、これから如何に健康に過ごすためのリズムを生み出すか?が最重要。
回り諄かったけど、自分は人生の後半に備え、納豆、青い魚、牛乳、野菜を殆ど毎日欠かさず摂取している。体力の衰えも当然防ぎたいけど、経営者会長を見ると、記憶力の低下、思考の柔軟性を失うのが一番恐い、、、、、実際、思考や思想、考え方、視点、好奇心といった頭の若さを保つのを最優先にしている。そして、脳の活性化というか、そういうものに良いといわれているモノは実は積極的に取り入れている。
それから、最後は愚痴になるけど、最近は今の職場で過ごす事が苦痛になる事が多い。正直、気楽に過ごしたい。この気楽さの確保こそ、脳の若さを保つ秘訣の一つだとも思うからだ。
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