湿潤療法ってどうよ?
落車でチョット擦り剥いた上に、落下で留めを刺された部位ですが、周囲があまりにも五月蠅いので(自分が認めたから自分の判断ですが、、、、)、病院に行きました。
その段階は、負傷から24時間後でしたが、実は既に大きな瘡蓋が出来て乾燥状態で、化膿箇所もありませんでした。因みに、同時に負傷したところは気にならないので洗っただけで放置プレー箇所もあります。
そういう状態でしたが、病院に行くと、今は違う治し方!?ということで、ブラシで豪快に折角出来た瘡蓋を撤去されてしまいました。当然、断ったのですが、今はこうだ!ということで、以前も処方された湿潤療法であるモイストヒーリング式でパットに交換されました。
瘡蓋を撤去した状態で、思ったよりも治癒が進んでいたようで、少々気まずい空気が流れたのですが、其処まで、進むと従うしか在りませんので、それで妥協しました。
以前の怪我の際は、モイストヒーリング式パットを当てた時は、毎日交換に来るように言われたのですが、今回は、4日後ということで非常に長いスパンだったのも、後の自分の疑念を増幅させる要素です。
それは兎も角、怪我を負ったのが日曜日と月曜日、瘡蓋が出来たのが火曜日、火曜日に病院に行って湿潤療法されたのですが、その後の水曜日の段階では、放置プレー箇所の瘡蓋が既に剥離して元通りに戻りつつあるのですが、湿潤療法に交換した箇所は、外観的には進化がありません。
なによりも、その後の痛みが増幅しているのが不愉快です。
で、ふと思いました。
このモイストヒーリング理論、最近の話で体液でサイトカイン・・・・は傷を残さず早く治すという理屈だそうですが、、、、、人間の身体の進化の歴史、文化の歴史を紐解くと、殆どがほったらかしの放置プレーだと想像します。そして、体液というのは外気に触れて硬化するものです。硬化することで外部からの菌の進入を防ぐのが理屈です。液状で傷口が残るのは、菌の進入を許しやすい環境というのは当然です。
瘡蓋というのは治る過程を想像すれば、表面か硬化しても自然剥離するまでは瘡蓋下部は皮膚再生の間は皮膚再生に適した体液に満たされた環境であるのはモイストヒーリング状態となんら変わるものではありません。
普通に考えたら、人間の治癒機能というのは、自然の状態に対応したものであり、そう考えると、個人的にはモイストヒーリング理論というのは今ひとつ信じる事が出来ません。
以前の負傷でもほったらかしの方が早期完治しましたし、過去の傷もそうです。ほったらかしで怪我すると凹んだままになるなんて話も聞きますが、怪我を多数経験した自分の身体を見て、過去の深い傷が凹んだままになっているか?というと、そんな箇所は一カ所もありません。殆ど全て完全に治っています。
放置プレーといっても、水で洗って、簡単に消毒するだけです。それでサッサと乾燥させて終了です。このパターンで大抵は3~4日で完治します。しかし、前回の負傷と今回のモイストヒーリング療法では、6~7日の治癒日数を要します。そして、見た目というか仕上がりは通常と差違を認める事が出来ません。
自分は、ダイエットにおけるサプリや小理屈を信用しませんが、治療方法でも、こういう方法も何だか小賢しく感じます。ナチュラルが一番、自分の自己治癒力、自然治癒力が一番だと思います。
なお、モイストヒーリングについて調べてみると、既に瘡蓋が出来ている時は、それを優しく保護して云々と書いてある説明も見つけました。こう言うのを見つけると、モイストヒーリング云々以前に、病院は大丈夫?って心配というか疑念が沸き上がるのが正直な気持ちだったりします。
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コメント
医療のプロでないから詳しく判りませんが、出来た瘡蓋を取り除く行為っていうのは、やっぱり?????????だらけです。
投稿: 壱源 | 2010年9月24日 (金) 22時00分
火傷や外傷の治療は、形成外科の仕事になっています。普通の外科とは一味違う治療をしますが、お話をうかがうと、勉強はしたけれど実践が少ない所だったのではないかなんて思いました。筋肉層が露出するほどの欠損ならパッドで保護したり、染み出してくる体液を有る程度捨てたりします。瘡蓋が出来ている所はその上から保護していましたっけ。直れば自然に蓋が取れますものね。勉強した論文に拠って処置したのでしょうが、大変でしたね。
投稿: クマ | 2010年9月24日 (金) 21時35分
こんにちは!
愚痴に近い記事にコメント頂き恐縮です。
私も深い傷でない限りは、モイストヒーリング理論に従った治療というのは必要無いと思います。
この論理の説明の解釈においてもそうですが、怪我をした時に出る血液、滲出液のどちらもが大気に触れたら凝固します。一方で凝固皮膜の内部は内部に行く程、ゲル状、液状となります。
つまり、皮膚の再生環境を殻のような瘡蓋で保っている事となります。この仕組みで治るのが自然ですから、瘡蓋が化膿せずに出来ている時点で、皮膚の修復活動は既に始まっていると考えて良い訳で、それをリセットしてパッドを貼るというのは、凄く違和感を感じます。
投稿: 壱源 | 2010年9月24日 (金) 08時52分
湿潤療法について書いたものを読んだ時は、
「無駄な消毒や乾燥、包帯を剥がすことによる再ダメージは無視できない」
「必要なら人工の瘡蓋を作る」
ということと解釈しました。すなわち、
「化膿や深い刺し傷等がなければ、瘡蓋が一番。ただし、大きな瘡蓋だと、割れたり周囲を引っ張ったりして二次的な傷を作り、直りが遅くなる事があるし、化膿したとき剥がすのも大変なので、人工的に瘡蓋の代わりを作る。」
と解釈しました。
今回の場合、怪我の直後に問題が無いことを確認済みで、すでに瘡蓋が出来ているのですから、瘡蓋の上から、乾燥しすぎないように当てものをするのがせいぜいだったのではと思います。
日本人には、本質を考えずにマニュアルどおりという人が多いように思います。病院までこのような状態では、将来が思いやられます。
傷の早期回復をお祈りします。
投稿: ひでさん | 2010年9月24日 (金) 08時08分