トラックサドルはイイ!
ラングスターTTにカシマ5ゴールド、シルクR1ピストにBROOKSのB17スプリンター、チタンレールを奮発した。
どっちも硬いサドルである。どっちも狭いサドルでもある。でも、、、、この二つ、最高である。大して乗ってはいないけど、コレまでとは違う剛性感だ。そして、驚いた事に、硬いサドルの方がスプリント的にダッシュが効く感じである。まぁ、硬いからというよりも、どっちもトラックレーサー用のサドルである。硬く、タイトで滑りは良い。剛性感タップリで腰も揺れない。凄く快適。滅茶苦茶お奨めである。
ただ残念なのは、シルクR1ピストに装着したB17スプリンターはチタンレールである事だ。軽くなくても良いのでスチールの方が良かったような、そんな気がする。それにしても、こういうサドルに座ると、ヒラメみたいに平べったい、そして真ん中に穴の空いたロード系サドル、、、、オモチャみたいだし、剛性感も無い。何が良いのかさっぱり判らない。最近はそんなサドルばっかりだから、それが普通に見えたり格好良く見えたりするんだろうけど、こんな軟弱サドルは不要だ。
それにしても、今回のサドル、両方とも最高である。漕いでいてレブリミットが間違いなく高くなっている。つまり、漕ぎやすいのだ。巾の狭さ?滑り?何か知らないけど、兎に角最高である。漕いでいる時に存在感は無いけど、腰が揺れないので何がしっかり支えられているような感じとも取れる。
ところで、どんなサドルでも使っている過程において抵抗感的な存在感が在ったら駄目。サドルが空気のような状態、つまり、乗って漕いだ時にサドルが気にならない状態にするのは、やっぱり大事。高さは当然だけど、セットバック、トリムも大事。普通に乗るんなら良いかも知れないけど、特に、軽めの固定シングルでスパーンと踏み切ろうとすると僅かな違和感もダメである。これまで、サドルを変える度に、位置調整が面倒臭いものだったけど、今度のサドルは長持ちしそうなんで、面倒臭い位置調整は当分しなくても良さそう。
そうそう、サドルの位置決めでは無いけど、ポジションに何を選ぶか?っていうのは、結構難儀なテーマ。色んな説もある。ただ、何を信じる事が出来るか?が一番大事。
ということで、自分の信じる事の出来る理屈に基づいて、最近はゼロからジオメトリーが大分決める事が出来るようになった。全部は判らないけど、少なくとも、動力を伝える部分に重要な所は持論が出来ている。
正直な話を言うと、ヘッド角、キャスター、オフセット、ハンガー下がり、フロントセンター、リアセンター、、、、この辺は、何がベスト?という判断基準を持っていない。数値を変えた時に変化する方向性は判るけど、では、ズバッと数値は幾らにするか?というのは、言いきれないのが今の状態。自身を持って言えるのは、トップ長、シート角、そこから始まって各パーツの取り付けポイントくらいである。各パーツっていうのは、ステム、ハンドル、ポスト、サドル、クランクという程度だ。
将来の夢は、完全にジオメトリーをフルでオーダーする自転車フレームを手に入れる事。その為には、未だ不完全である。この辺に自信の持てる持論を作るのが夢と言えば夢である。正直、CADで図面を作ろうとする時、サドル周り迄しか作図できないのが今。全部描けるようになると楽しそうだなぁ、、、、。
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