コンパクトクランクと高ケイデンスは?
最近のロードバイクの駆動系のキーワード、、、、、機材サイドで見ればコンパクトクランク、技量サイドから見ると高ケイデンス崇拝、、、、これって、変じゃ無いですか?
一般に、コンパクトクランク=軽い素人向けのクランクという認識でしょうが、常用アウターでは負担は殆ど、変わりません。寧ろ、素人には厳しいクランクだと思います。優しいクランクは微調整が効くクランクでは無いでしょうか?
コンパクトというインナーギアの大小を定義するよりも、アウターとインナーの比率に注目するのが正解です。
コンパクト云々より、比率が大事、、、、アウター/インナー=1.4っていうのを越えるか?越えないか?で選んだ方が良いのでは無いでしょうか?基本は、アウターで平地常用域の選択肢がカセット側で4~5枚調整できるかどうか?が自分の拘りです。
実際に負担の少ない駆動系を狙うなら、コンパクトというよりも、小アウター狙いという事です。
通常カセットの場合、フルサイズならアウターは44T以下、14Tトップなら最大で48T以下、15Tトップでも最大50Tという感じです。アウター50T以上というと、小径車でトップ12T、13Tくらい迄。小径車でもトップ11Tならアウターは48T程度となります。
プロや競技者なら別でしょうが、ブームに乗っかった自分のようなオジローディには、その程度で十分です。それを実現するには、コンパクトクランクを探すのでなく、シクロクロス用クランクセットがお奨めでしょう。
コンパクトクランクのように大きなギア比というのは、裏を返せば回転変動が大きいということです。つまり、2パターンの漕ぎ方が使い分ける事が出来る人向けでしょう。最近流行の高ケイデンスの理屈ならば、高ケイデンスは負荷変動に敏感ですから、ギア比が微調整出来るというのが必須の筈で、論理的です。ワイドレシオのコンパクトで高ケイデンスという理屈自体、論理が破綻しているようです。
高ケイデンス理論とは軽く速く回す訳で、軽く回す際の阻害要因は、負荷の大きな変動です。仮に、コンパクトクランク+ワイドレシオのカセットでアホみたいに高ケイデンスを狙う人が居れば、それはチョット違うような気がするのは自分だけでしょうか?
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