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2010年10月26日 (火)

今更CMOSか?CCDか?

 今更のネタである。最新の機種なら撮像素子の違いで性能差が、、、、という問題は殆ど無視して良いだろう。
 今更でも、購入対象が低価格品、或いは、数年前の旧世代機の場合、表題の撮像素子の差っていうのが当然ながら考えないと行けない問題となる。

 その昔の話として、CMOS、CCDの違いは?っていうと、技術的な話は別として、手元にある数千円以下の機械に関して言えば、CMOS機は粒子状のざらついた映像で、映像全体の着色が一様でなく、色合いも微妙に違う。特に暗所ではざらつき感が強調される傾向がある。特に酷いのが動体を撮影したときの歪みは凄い。真っ直ぐのモノが湾曲して映る。これでムービー撮影すると視野における対象物の移動率が小さい遠くのモノとか、遅い動きなら問題無いけど、単車以上の乗り物では厳しい。原理的に撮像素子を順次読み出ししているから仕方ないのだろう。単純に動画でないならメカシャッターで対応出来るんだろうけど、動画という撮影携帯の場合は厳しそうだ。

まぁ、CMOS素子が悪いのでなく、価格で決められたパッケージトータルでの話だろう。CMOSのデメリットを埋めるには相応のコストが掛かろうから、必然的に高性能品は高価格になる。それに対してCCD機っていうのは、暗いところでもOK、色合いもOK、何よりも、動体が普通に撮影出来る。これは大きなメリットだ。CCD機で注意するのは旧世代の場合は、電池の持ちだろう。
 これが理由でドライブレコーダーは画素数よりも素子重視でCCD機を選んだけど、他にも、普通にデジカメを触ってみて思うのは、やはりCCD機の方が色合いが自然に感じる。

 35万画素同士だったらDS-10とWS30、LV-20なんかと較べるとDS-10の方が自然だし、200万画素でもCaplio RR211よりもC-120、C-2の方が自然。どうもCMOS機っていうのは暗い場所では全体が真っ暗になるし、明るいところではシロ飛びするし、普通に撮っても赤みが強調されるような、緑系統が綺麗に出ない。そんな感じだ。最新の高額な機器には対策されているんだろうけど、3000円以下で遊ぶための機材としては、未だにCMOSは厳しい、、、、そんな感じだ。

 ところで、CCD、CMOSのメリット、デメリットはあるけど、CMOSでは低消費電力を大きな武器。高画素化の流れで低消費電力というのは大きな武器。これで最近は主流となっている。CCDは高画質だけで消費電力が多いのが欠点。高画素化する程厳しい。最近のトレンドに従うと特にそうだろう。流れとしてCCDを低消費電力化するよりも、CMOSの高画質化が低コストということで多くの製品がCMOS採用となっているのが今の新製品トレンド。先駆けがソニーの開発した裏面照射CMOSであったり、MOSと呼ばれるパナソニックが開発したCCDの受光部に、CMOSの回路を組み合わせた方式で、CCDの受光面積と、CMOSの低消費電力を実現した素子もあったりする。
 でも、個人的には、アホみたいな高画素化は不要と割り切れば、300万画素以下でCCDに拘った方が案外賢い、、、、そんな気がするのも確か。

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