型遅れのデジカメが好きだ。条件を羅列すると、
・画素数的には30~300万画素レベル
敢えて言えば、200万画素以下がベスト。メディアに格納出来る量が多い。そして、PC等の利用でリサイズ等の修正が不要だから。
・素子種別は問わないけど、、、
CCDでもCMOSでも構わないけど、出来ればCCDが良い。でもストロボ無しで或る程度映る機種、明るいレンズの機種が好み。
・単焦点、固定焦点が好み。
単焦点なら広角気味、35mm以下のが好み。固定焦点ならズーム付きでもOK。自動焦点なら固定焦点が必須。ズーム+AFってモデルは好みでない。
・単三電池駆動が好み
単三電池で長持ちが希望。電池四本より二本が好みだけど、四本で長持ちで速いカメラと二本でノンビリカメラの場合、甲乙付けがたい。二本で長持ちで速いのが一番だけど、そういうのは極稀。
・出来ればレンズバリア連動スイッチ
レンズバリア連動タイプが好み。ポケットに入れていてもスイッチが勝手に入らない。未使用時にレンズを守る。グラブをした状態でスイッチ操作が簡単、見ずに操作出来るのがメリット。ズームでレンズが出っ張るのも好みでない。内蔵式ズームなら許せる!?
ってそんな感じ。それで、今手元に残っているメモ用途カメラを気に入った順に羅列すると、
1.オリンパス CAMEDIA C-120
これ、パンフォーカスでCCDの200万画素の単三電池四本駆動カメラ。何より速いのが使いやすい。メディアはスマートメディア128MB迄対応。基本は輸出専用機で、ジャパネットタカタ通販専売機種でレアもの。アホだから全部で4台確保。娘にも幼稚園時代から小学一年迄使わせている。職場での記録用メモカメラとしても重宝。惜しむらくはサイズとデザイン、、、、剰りにも野暮ったく古くさい。それ以外は全てにおいて優秀。オリンパスは記録画像の命名ルールが複数カメラ所有でも重なりにくいのが具合良い。
2.フジ Finepix A101
フジのメモカメラ三兄弟の末弟。本機はパンフォーカス120万画素CCD搭載の単三電池二本駆動カメラ。これも実に高速運用が可能。ピポピパで即起動。電池も長持ち。メディアはスマートメディア。これも輸出専用機。液晶はSTDNで使い物にならない。小型軽量というのが最高に使いやすいけど、チョット薄暗くなると途端にダメダメ。屋外日中での使用に限れば最高のカメラ。上位に200万画素のA201、更にxDカード対応のA202があるけど、上位機種は日付記憶用キャパシタコンデンサがパンクするのでダメ。今現在、ラングスターの記録用で運用中。一台のみ所有。これ系ならA101がベスト。
3.キャノン Powershot A310
これは、後述C-160の同世代機。多分、同じCCDだろう。AFで320万画素、単三電池二本駆動のカメラ。CANONの固定焦点最終モデル。後継のA400以降はズーム付きだ。A310は単焦点最終モデルらしく非常に高性能。不満は全く無い。単焦点機の中では完成形の一つ。レンズは画角33mmで使いやすく、F3.6だけど十分実用的。先々代のA200迄は画角が39mmで今一だったけどA300以降は33mmで良い。同じ広角33mmのC-160の百倍は起動、再生で特に高速動作。電池の持ちも良い。日付の電池がボタン電池で交換可能というのが有り難い。
しかし、、、、、デザインと形状が悪すぎる。特に分厚いのは頂けない。カメラはサイズの前に薄さが重要。大昔のClip-it DS-30の分厚いボディーを思い出させるNG形状だ。厚いので、単三電池二本でも持ち運び辛い。他がパーフェクトなだけに惜しい。このモデル、CCD不良でリコール問題に該当するモデルだが、自分のは対策済み機種。キャノンのA三桁モデルのファイナルということで、、、、二台所有。この性能をC-160が持っていれば言う事無しなんだが、、、、
4.オリンパス CAMEDIA C-160
これは、オートフォーカスの320万画素、単三電池二本駆動のカメラ。C-120と較べて小型軽量カワイイデザイン、画質良好でメディアはxDカード。しかし、電池二本駆動でコスト制約のためか、異様に遅い動作。物凄く遅い。起動、再生、全てに渡って大らかな心が必要。再生では表示が粗密変化の二段階動作でイライラすること間違い無し。動作高速化のための工夫は一切無い感じ。凝った機能が無いためか電池の持ちは単三電池二本機の中では異例とも思える長寿命。AFも通常は良いけど、マクロではAFが定まりにくい。特に強い日差しの元では使えない。それでも、撮影結果はかなり優秀。同時期のC-730UZと同じ画像素子だと思うけど、写真はかなり綺麗にとれる。他にも前世代機のC-150の38mmに較べると広角仕様で33mmというのも良い。レンズもF2.8で明るい。遅い以外は欠点は案外少ない。C-150に比べると使い勝手の進化は少ないけど画角が広角になったのは大きいメリット。C-150/C-160どちらも輸出専用機。評判は芳しくないけど、レア物好きの自分のお気に入り。三台所有。単車で出掛ける時に使っている。A310より勝る部分は殆ど無いけど、形状サイズはこのクラスで最良。形状が良いというだけの理由で、案外使っている。速写用途以外なら十分なのだ。遅いけど、画角、明るさの面で映せば綺麗。じっくりスナップを撮るには悪くないのである。
5.フジ clip-it DS-10(S)
これは、フジの三十万画素CCD搭載の液晶無しカメラ。単三電池二本駆動でメディアはスマートメディア8MB迄。マクロは無しで絞りは二段階調整可能。
美しくは無いけど、十分機能を果たす優れもの。実用性順位は低いけど、お気に入りは第一位である。限定のスケルトンモデルもイイ感じ。電池長持ち、三十万画素カメラではピカイチの画質。ブログネタ専用なら文句なしかもしれない。これも四台所有。
因みに過去所有の30万画素機ではQV-770は画質はNG。画質トップはオリンパスのC-420Lだけど遅くてデカイし、これらは30万画素なのに電池四本駆動は今となっては魅力が薄い。同じ電池二本駆動なら爆速のDSC-V100だけど電池消耗が激しく電池蓋が壊れやすい、これらに比べると、単三電池二本で、そこそこ高速、そこそこ綺麗、電池長持ち、手軽というと液晶無しが欠点と思えないDS-10がベスト。
6.カシオ エクシリム EX-V8
比較的現代のカメラ。800万画素で光学7倍ズーム、手ぶれ補正搭載のカメラ。電池は専用電池。さすがに小型軽量で高速動作。レンズバリヤ連動スイッチで非常に使いやすい。このカメラはCANONのイクシーのメタルストラップを付けて胸のポケットに入れて二輪車に乗って使っている。
このカメラの特徴、、、、単三電池でないけれど、クレードル充電可能であり携帯電話感覚で運用出来るのが何より。最近のカメラの電池交換が面倒臭い訳であり、それが無いのなら専用電池でも悪くない。望遠気味だけどズーム倍率も高く、家族旅行でも重宝するカメラ。最近のコンパクトカメラを買うなら、、、、クレードル充電可能なモデルしか有り得ない。しかし、自分の知識では2008年時点で衰退方向、、、
7.オリンパス CAMEDIA C-2
これは、オートフォーカス200万画素単焦点、単三電池二本駆動のカメラ。C-120の後継機で、320万画素C-160のベースモデル200万画素C-150の前世代機である。デザインはC-120チックだけどC-150並にコンパクトという構成。自分のお気に入りサイトの貧乏カメラ館さんお奨めのカメラだけど、AF単焦点カメラ比較をすると、起動速度ではA310>C-2>C-160で微妙なポジション。A310の高性能さに勝る部分は無いし、ノロノロのC-160の33mm広角で綺麗に撮れるという特徴に較べると一般的な36mmだし、軽快さもC-120より大きく劣るし、微妙な選択。一応、スタンバイ状態にあるけど使用頻度的には少ないモノ。
8.インテル Pocket PC camera CS630
これは、インテルのPCカメラでデジカメとしても使えるモデル。単四電池四本駆動というマニアックな構成。PCカメラでもCCDというのがレア。完全にオモチャだし、映像の取り出しは専用のソフトが必要だけど、撮影した画像はそれなりに使える。画質的には上述のDS-10と似たようなモノ。何故かお気に入り。これはPCカメラとして使っているので台数的には豊富。全部で四台所有。
9.コダック EasyShare DX3215Zoom
焦点で30~60mmの光学二倍ズームで固定焦点という訳のわからないカメラ。単三電池二本駆動で細工をすればクレードル充電が可能という変わり種。動きは遅いけど、C-160程でない。メディアはSDカード。このレア度合がグッと来る。使う事無いけど、見るだけで嬉しい!?因みに、コダックの光学2倍ズームで固定焦点というとDC215Zoomがあるけど、その流れで出てきたモデルだろう。
10.リコー カプリオ RR211
焦点で45mm、CMOS200万画素の固定焦点、単焦点、単三電池二本駆動のカメラ。電池寿命も非常に長いし、デザインも超コンパクト。動画もメモリ容量一杯迄撮影可能、、、、スペックだけ見ると悪くないけど、、、、、画像は赤っぽいし、撮影可能距離は90cm以上と使い物にならない。画角も望遠気味な45mmは使い道が限られる。室内撮影も完全にダメダメ。小型軽量以外に取り柄は無い。因みに、これはIO-DATAが出していたMotionPx AVMC211と中身は同じモノだろう。スペックは酷似している。動画専用と考えたら悪くないけど、カメラ的にはアウト。それでも以前はオ・モイヨWWのサドルバッグに入れていたけど、、、、今は眠っている。珍しさだけで持っているようなモノ。
運用中のその他のカメラは、オリンパスのE-100RS(+TCON-17で発表会、運動会専用)、C-730UZ(チョイ前のドライブ)、カシオのエクシリムのEX-Z250(嫁機)、C-300Zoom(娘用)、GV-20(海水浴専用)という所。
入手したけど眠っているのが、カシオのLV-20、日立のiNC100、AGFAのCL18、LarganのChameleon 0.3/日立のWS30、フジAXIAのix-20、バンダイのC@MAIL-F38、、、のトイカメラ。ゴミが多いけど何故か捨てる事が出来ない。なんか楽しいのが液晶無しのトイカメラ。殆どが単三電池二本駆動。バンダイのC@MAIL-F38、iNC100は三本駆動だけど、何れも長持ち。撮影画像は美しくないけど、何か味があるというか、狙って撮れない写真が撮れるのは面白いモノ。因みに、トイカメラを入手する際の条件は電池交換してもデータが保持出来るメモリー仕様か、交換可能なメディアが使えるか?という事。
時代は1000万画素オーバーの世の中みたいだけど、、、正直、必要性はあんまり感じない。EX-V8とかZ250の800万画素級のデータでも重い感じがするし、普通のL判出力なら130万画素程度で何ら不都合は感じない。
思うに、、、、今の時代だからこそ、単焦点、固定焦点、130万画素クラスで単三電池一本駆動で超速、超コンパクト、電池超長持ちのカメラでも出ないだろうか?ストロボレスでも室内撮影楽勝のような機能だけでも良いから、そういうのが出れば欲しいと思う。
街中で並んでいる商品を見る限り、、、、機能的な違いを云々のレベルでは無い。どれも一緒。何買っても一緒、、、、そうなると、新しい特定の機種に拘る理由が無くなる。
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