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2010年10月 8日 (金)

メンタルヘルス

 メンタルヘルスの社員相談を行う。まぁ、部下の相談は受けるけど、自分の悩みは正直、誰にも相談出来ない。

 で、愚痴だ。

 先日、人事、昇進ネタで企業のトップと議論を交わした。このトップは一般社員、管理職に対しては、『我が社は技術で生きてきた。皆さんと一緒に独自技術・・・・』と常に話している。

 そんな経営者に対して自分も似たような意識はある。具体的には、エンジニア、技術者、理系の人間としての存在価値、それは、だれも解決出来ない事、かつて存在しなかった技術を生み出して社会に還元する事。つまり、真の研究開発と独自技術を生み出してこそ人間としての価値があるという考えだ。
 まぁ、こういう気持ちが強くなるって言うのは、レベルは違っても好奇心を追求するという部分の楽しさが捨てれないから。そういう気持ちになる影響としては、日本人のノーベル賞受賞のニュースなんかの影響も否定しないけど、やはり、知らない事を知る喜びっていうのは掛け替えの無いモノだと思う。

 正直、繰り返し作業、トレース、、、、そういうのは必要だけど、自分の役割でないと考えている。

 そこで、経営者と腹を割って話したのだけど、、、、、彼の本音を聞いた。

 それは、、、、、『あなたの言う事は判るけど、所詮、我が社は中小企業というか、町工場である。だから、独自技術を開発するというのは、大企業や研究機関の言う研究開発とは違うのだ。そんなコストは掛ける事は企業規模から有り得ないのだ!自分で生み出すのでなく、誰かが生み出したものでも、結果的に手段を選ばず作る事が出来れば、それを独自開発といっている、、、、、所詮、町工場なのだ、、、、』という本音である。正直、ショックである。恐らく、他の管理職、従業員には言っていないだろう。しかし、本音というと、結局は、新しい事を金を外部に払わずに(見よう見まねで)取り入れてモノにすると言う事だ。

 正直、薄々感じていたけど、、、、かなり、残念な気持ち。経営者としては、そうやって得た利益で従業員、地域に貢献するという意識があるんだろうけど、自分は経営者ではない。あくまでも新しい知恵を生み出すという事に拘りたい。

 そこで、思う、、、、、。

 こういう会社では独自技術の開発、発想を生みだし続けるのは無理だな、、、、。

 勿論、目先の問題を含めて解決出来ない問題を全て持って来てくれるというのは、彼の中における自分の位置を考えれば有り難い事だけど、自分は自分の知恵を新しいモノを苦労して生み出す方向に向けたいのが本音。過去に行ってきた彼の願いへの対処というと、正直、悩みを聞いた段階で解決案をイメージ出来たし、彼の望む結果も簡単に提供出来たけど、正直、それは自分にとっての未知の世界の開拓とは言えない事。知っている事を提供しただけに過ぎない。
 こういうのを続ける事自体、組織にとっては組織体系を崩壊させる事でもあり、組織を構成する人の立場を考えると本意ではないのだ。町工場ならアリかもしれないが、既に従業員は500人レベルである。そんな中で個人依存を受けて個人プレーを続けるのは組織悪だし、何よりも答えが見える事なんて関心が無いのだ。

 岐路としては、悪くない待遇の会社だから、経営者の本音に従って、適当に業務をこなし新しい事を生み出すという拘りを捨てて生活の糧を得るために時間を切り売りして過ごすか?
 或いは、新しい価値を切磋琢磨して生み出せる世界で、存在価値を残していくか?しかし、今程楽に糧を得るのは難しいだろう、、、

 実を得るために心を捨てるか?或いは、精神に拘ってリスクを負うか?

 微妙である。生きている時間というのは、物作りの時間だけでない、、、、遊び、趣味、健康、育児、、、、いろんな時間の総合が自分の生きている時間だからなぁ、、、、。

 確かに町工場である。振り返れば、セクションを問わず、自分が何か行おうとする時、新しい発想を生み出すにヒントになるような刺激、刺激的な意見に遭遇した事が一切無い。
 これは、かなり残念な事だ。

 自分の理想は、新しい価値、新しい知恵、新しい論理を生み出す事。当然、一人では出来ない。そうなると、価値や理想論を掲げ、それに価値観、生き方、世代の違っても同じ意識を持つ人が立場に応じて自然科学的には正しい理屈に則って案を持ち寄る。その複数の案が互いに刺激になって新しいモノを生み出す、、、、こういう刺激の元で知恵を生み出す行為である。
 新しい事をやる上で、指導ばかりでは張り合いも糞も無くなる。論理の展開上、刺激を与えてくれるスタッフが居れば随分と違うのだろうけど、それは全く感じない。社会人生活で、刺激を感じた事がないか?というと、そんな事はないけど、それを感じた事っていうのは、大学との共同研究だったり、他企業との研究、指導であったり、公的機関との共同事業であったり、そういう時に限られる。そういう場でふれあう人というのは、素直に『偉いなぁ、、、、』と思う。そういう世界でないと、出来ない事、、、、これは間違いなくあるように感じる所だ。

 しかし、、、、楽して糧を得る生活に浸かっていると、楽に慣れた身体故に、踏み出しにくいのは事実。

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コメント

思うに、仕事をリタイヤする時に何か新しいモノを生み出したという自負は持ちたいですね。
今はタイミングを見計らっているところです。

投稿: 壱源 | 2010年10月 8日 (金) 23時15分

 表面的には残念ですね。
 でも成長の可能性が垣間見えますね。
 根回ししておいて良い方向へ。

投稿: クマ | 2010年10月 8日 (金) 22時51分

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