マルチピッチクランク OX801D
スギノのマルチピッチクランク、ボチボチ見掛けるようになってきた。
色々あって、出荷は夏以降のようだけど、マニア拘りのQファクターが狭く、トリプルクランク並のローギヤード構成が可能なクランク。更に、小柄な人にも優しいクランク長のラインナップで160mmから選べるのがポイント。
http://www.suginoltd.co.jp/japan/ox801d_main_japan.htm
である。
結構面白そうで、選べるチェーンリング組み合わせが結構魅力的とされている。
52T-36T
50T-36T / 50T-34T
48T-36T / 48T-34T / 48T-32T
46T-36T / 46T-34T / 46T-32T / 46T-30T
44T-36T / 44T-34T / 44T-32T / 44T-30T
だそうだ。インナーギアに32Tとか30Tが選べるという点が大きな違い。一般のPCD=110mmでは34Tが下限なんで、更にローギヤードが選べる。まぁ、コンパクトのPCD=110mmでもストロングライトのインナー歯を使えば33Tが選べるから、実質メリットは30Tというところだろうか?
インナー30Tは魅力的とも思えるけど、歯数差というか、その辺を考えるとアウターは43T以下がラインナップされる方が有り難いとも思える。アウターが43T以上ならばインナーは33T以上にしたいと思う。
アウター側ピッチが110mmの場合、アウター用に選べるギアが43T以上、、、、ここで、マルチピッチならアウター側ピッチを130mmにしていおいた方が遙かに有効だったと思うのは自分だけだろうか?PCD=130mmならば、トリプル用のミドルをアウターに使えるから、変速ピン付きで38T~42Tがアウターに使える筈。アウター側ピッチを110mmにしてしまっているからアウター歯が44T以上に縛られる。すると、折角のインナー30Tを選んだ時にはアウターとインナーが開きすぎる、、、、個人的には、歯数差よりも歯数比の方が気になる。そういう意味で、微妙に惜しい感じがする。
ところで、ギア比を軽く!って意見は多く聞く。しかし、、、、、、、ギア比が軽い=高回転志向の筈、、、、、高回転志向=負荷変動による脚への影響を最小限に留めたい、、、、、すると、リアのカセットは相当にタイトなクロウスが欲しくなる、、、、、でも、前のクランクセットの歯数を小さくすると、リアのカセットはトップ11Tや12Tからのクロウスになる。つまり、そういうカセットの1T刻みっていうのは、13T辺りの1T刻みは8%刻みで微妙、、、、
ギア比を軽く!とは、高回転、、、つまり、カセットは相当にタイトにしたい。18T辺りで1T刻みにすると5.5%刻み、、、この違い、実は結構大きかったりする。
クランクセットを小さくするのは賛成だけど、それよりカセットセットでトップ歯数を大きくした方が実は走りやすい。
思うのは、コンパクトクランク仕様でもアウター歯を現行の50T縛りでなく、せめて43T以上で選べるようになる方が遙かに有り難い気がする。
| 固定リンク
コメント