« 血圧の違い | トップページ | 11/21~11/27の週の検索ワードピックアップ »

2010年11月27日 (土)

ターゲットダイエットは可能?

 脂肪というのは、付きやすい所から順番に付く。そして、その部位に一定以上付けば、次ぎに付きやすい箇所に付く。そうやって全般に万遍なく付く。そういうモノである。

 ところで、脂肪は付く箇所によって、内臓脂肪、皮下脂肪、他には異所性脂肪という風に分類される。この辺の話はメジャーな話。病気の元になるのが異所性脂肪という話も知られているけど、異所性たる所以は、本来の脂肪蓄え箇所が満杯になって溢れて付くという意味であり、言ってみれば簡単に支出可能、消費可能なのも異所性脂肪。異所性脂肪っていうのは、肉として蓄えると言うよりも血液内とか脂肪細胞の周辺に付着するタイプのモノで形としてボリュームを占有しにくい脂肪。
 ところで、内臓脂肪というのは、日々の運動で出し入れするための脂肪であり、これも日々の運動で減らす事も可能だけど、その殆どは腹腔内に存在している。

 この前提で考えを整理すると、出し入れしやすい脂肪っていうのは内臓脂肪で、殆どが腹腔内。運動して食生活を改善して一番最初に消費されるのが内臓脂肪。それは腹腔内の話。だから最初に減るのはウエスト周りというのが道理。

 腰周りを減らす目的如何に関わらず、減るのは腹からなのだ。

 これをして、腹周りを減らすという目的を立てれば、ターゲットのダイエットが出来たという話になるけど、ターゲットにするかどうか関係無しに腹周りから減るのだ。

 腹周りのダイエット以外の箇所、例えば、二の腕、背中、顔、脚、足の甲といった部分の脂肪を減らすのは、腹周りの内臓脂肪とは異なり、皮下脂肪がターゲットという事になる。これをターゲットにすると、効果を得るのはなかなか難しい。内臓脂肪を残した状態で皮下脂肪が減るというのは摂理的に有り得ない。

 美容的な面から考えると、皮下脂肪を減らすというのがテーマになるのだろうけど、そのためには、最初に内臓脂肪を減らすのが前提である。内臓脂肪を減らした状態、無くなった状態から皮下脂肪を順位選択的に減らす事は、案外可能とも考えられる。脂肪というのは、分解すると血液中に溶けうる物質である。脂肪という形に凝集しているというか、化合しているからボリュームを占めるのである。脂肪というのはエネルギー源だ。エネルギーを使用するには分解して流動しなければならない。つまり、内臓脂肪が無くなったという条件を満たせば、減らしたい皮下脂肪の分解を促進するような運動を取り入れれば、その部位の脂肪除去の順位を上げる事が可能と考えられる。

 つまり、除去したい皮下脂肪の外部刺激によるマッサージ、その近傍の筋肉増強、筋トレというのが目的部位における脂肪の除去に効果的である。実際、皮下脂肪で最後迄残るのは、動かし難い部位だ。例えば、背中とか、足の甲とか、そんな場所だ。そういう場所の脂肪を除去したければ、そういう部分を動かす事が一番有効である。

 何度も言うけど、その前提として内臓脂肪が除去されているというのが大前提なのは言うまでもない。まぁ、そんな小細工無しでハードに運動を続ければ、内臓脂肪はおろか、皮下脂肪の多くが除去出来るのも事実。小細工無しで全てを除去するという気分になれば、関係無い話なのだが、、、

|

« 血圧の違い | トップページ | 11/21~11/27の週の検索ワードピックアップ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ターゲットダイエットは可能?:

« 血圧の違い | トップページ | 11/21~11/27の週の検索ワードピックアップ »