琴線に触れる
今更だけど、伝統的な名前には弱い。具体的には、、、
・レイノルズ531
・チタンチューブ
・カンパニョーロのロードエンド
・ゼウスのエンド
・ボカマのラグ
・ナベックスのラグ
こういうのには、名前に負けるというか、瞬間的に良いなぁ、、、、って思ってしまう。
レイノルズ531のパイプにカンパのエンドを併せました!なんて言われると、単純に直感的に、素晴らしい!って思ってしまうのが、我ながら情けないというか、そんな感じ。
チタンについては、やはり構造材料用金属の最高峰って印象。パナチタンなんかも凄いのだろうけど、もっと昔の純チタンの敷居はもっともっと高かった。純チタンフレームで印象的なのは、そうだなぁ、、、、一つはランボルギーニ・バイク、一つは国産、日米富士のピュアチタンってバイク。何れも、フレームは数十万円クラス。
ランボルギーニがコレ
http://www.lambocars.com/archive/others/bike.htm
富士のピュアチタンが(Fuji Hi-Tech Production / Pure Titanium)
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g97385061
http://photos.yahoo.co.jp/ph/extreme032/lst2?.tok=bcngdqfBVOaiqwwl&.dir=/3447&.src=ph
である。
逆に、ふ~ん、、、とか、あっそ!とかで終わってしまうのが、
・コンポの高級グレード
・CFRP(カーボンファイバー)フレーム成型
って部分。コンポなんて交換したら終わりだし、CFRPっていってもユニバーサルに規格化されたモノでないし、メーカーが全部自前で作ってる訳でもない。規格も製法、製造、工程の全てが曖昧で、そこに工房的な職人気質が見えないし、、、、コレ系は、新しいモノ程優れるから、どうでも良いというか、そんな印象なのである。
でも、昔の工房的、職人的な色合いがしっかり残り、素材が万国共通の評価尺度で謳われているモノを使われている世界というのは、モノに魂が宿るというか、時代の流れで色褪せないというか、そんな気がするのだ。
勿論、性能の絶対値的に現代を超越するか?というと、違うだろうけど、素人の自分レベルが乗る上では、昔の製品でさえオーバースペックなのは確か。そうなると、性能というよりも、モノの命的な部分が購買意欲の差になるのである。
正直、素材だけで企業が成立しているのなら、素材には意味がある。素材が高価なら、その素材を料理するには拘りもあるだろう。そう思うと、そこに使われている素材が何か?どんな仕上げか?という手仕事を通して、モノに吹き込まれた命の度合が感じられるように思う。その度合の差が拘れるかどうかの分かれ目となっている。
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