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2010年11月 6日 (土)

不評のCAMEDIA C-160

 最近、単焦点デジカメの固有名詞を検索キーワードでよく見かける。C-120、C-160等だ。因みに、この二機種、輸出メインの機種。凝った機能は皆無。ここで、一般的に評判の宜しくないC-160について。確かに、この機種は機械として見ると今一。バッファも無いので連写も無し、起動も遅い、正直、使いづらい、、、、、

 しかし、、、、画角で33mm、レンズがF2.8、単三2本駆動、小型軽量、、、、、画角が使い易く、割と暗い所でも綺麗に写る。自分としては、これだけでも取り柄!って認めてしまうのだ。更に、性能とは関係無いけど、今時のデジカメに較べると古いデザインで超コンパクトという訳でもないけど、形状的にも悪くないし、持ちやすいし、デザインは同時期のオリンパス機の中では良い方だと思う。

 まぁ、同時代には数多くの単焦点機があり、殆どがC-160より好評である。まぁ、好評なのには理由があるけど、それらの好評の機械に較べてもC-160ならではの長所もあると思うのは俺だけだろうか?
 例えば、パンフォーカス機の優れものC-120が35mmでF4.0、キャノンの高性能機A310は画角33mmでもF3.6、フジの良品A101/201/201も36mmでF4.6である。名品と言われるCAMEDIA C-2も36mmでF2.8だ。この辺りはかなり評判の良い機種だけど、レンズ周りだけ見るとC-160っていうのは負けてないし、実際に使ってみると写真自体はかなり綺麗なのだ。
 欠点としては、C-160は遅い、とてつもなく遅いのだけど、じっくり撮るなら一番綺麗に写るのがC-160。他の評判の機種だって欠点はある。例えばC-120は単三4本故の大きさだったり、A310は何と言っても形状の悪さ。持ちにくいし運びにくい。A101/201/202は屋外晴天オンリーのカメラで日陰、室内ではかなり厳しい。特に夕方前で明るさが足らないときに画角が36mm故に近くで撮れない。すると更に暗く、、、、ってなってしまう。そんな時、C-160なら遅いけど、室内でも狭いところでも薄暗いところでも、ソコソコ撮れる。即写狙いなら不向きだけど、ノンビリ撮影するなら悪くない。xDカードで256MB刺して置けば撮り貯める量も沢山。更に電池も今時のエネループで使えば半年は使える。そういう意味で、結構好みなのだ。

 ホント、速ければ言う事無いのだけど、、、。
 と言う事で、1000円以下なら買っても損はない。ただ、前モデルのC-150は買う価値無し。F2.8でも画角38mmなら要らない。せめて35mm、欲言えば30mmくらいなのが理想。33mmっていうのはメモカメラで言えば結構理想的。

 因みに、C-160は不評だけど、スペックと動作速度が似たり寄ったりにも拘わらず大好評だった機種も存在する。それはKODAKのDC3800だ。これも33mmでF2.8、単三2本、、、生まれた時代が早かったからか遅さの悪評は聞かない。実質性能としては同じような性能なのである。今となっては何れも1000円以下の価値も無いけど、どっちも使いやすい良いカメラだ。

 勿論、自分は両方とも持っている。DC3800は傷物でジャンク上がりだけど修理して使えるようになったモノだけど十分。C-160も電源が入らないジャンクを100円で購入して修理したモノ等だけど、今はどっちも機能する。どっちも好き。

 単三2本駆動の単焦点の広角33mmデジカメは結構良い。DC3800、C-160、A300/310くらいだけど、一台あれば便利。

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