引き脚ねぇ、、、、
先日、ニシダサイクルさんでの話。
自分は、朝走った後に、寄ってグローブを買っていた時の話で、チョットほのぼのしたシーン。
自転車が好きそうな二十歳前後の青年の話。多分、親が一緒だったんだろう。そこで、展示されているバイク、これは店長のビンテージロードでレイノルズ531のラグレス仕様のフレームにストロングライトの駆動系、ユーレージュビリーレーシングの変速系で組んだバイクだけど、これのストラップを外してクリップだけ付いた状態だけど、それを見ての話だが、
『これは脚を引き上げる時の力も駆動力にするためのモノで、より頑丈に繋げるために、最近は、専用の靴と専用のペダルで留めるようなのがあるんよ!』って説明していて、
聞く方が、『はいはい、しっかり稼いで自分で買いなさいね!』って答えていたシーン。
まぁ、足の固定は引き上げる力も駆動力、、、、これは、色んな場面で頻繁に聞くフレーズなんだけど、、、
そう言う事を思いながら、足でペダルを引っ張りあげる瞬間って有るだろうか?を意識しながら乗ってみた、、、、
通常走行時、、、そういう感覚は皆無だ、、、、。
ヒルクライム時、、、、、いつものペースで走っている時、、、そういう感覚は無いなぁ、、、、ハンドルを引くって話も聞くけど、いつものペースで走っている時、ハンドルは寧ろ前に押し出しているような、、、、そんな感じだ。
そこで、通常走行、ヒルクライムとも色んなパターンで走ってみた。
すると、、、一つ、この事かな?って事が見えたので、、、、
それは、、、、、ヒルクライムで失速状態で上がる時の話。止まりそうな速度でヒーヒー走らせると、、、
確かに、ハンドルを引っ張り上げてるし、脚を戻しながらクランクを引っ張り上げるような感覚である。
もしかして、、、、、この事!?
仮に、そうだとしたら、、、、、それって変だろ。そこでの引き戻しは、クランク回転でなく、クランクの引き上げ、つまり、往復運動である。
こういう漕ぎ方してたら、登りで機材の特徴を使ったヒルクライムになんない。こういう漕ぎ方は異様に重いギアで失速して上がるか、軽いギアで踏み抜けて上がるか、そういう事だ。
決してクイズではないけど、ヒルクライムペダリングのコツは、エンジンでいうと、並列ツインターボでなく、シーケンシャルツインターボ的に踏むような感じ。加えた力の駆動後にも残っている慣性力に、登坂で使った仕事分のパワーを付け加えて回転力を維持する踏み方とは違う。
軽いギアでは踏み抜けが生じるし、重すぎるギアはインパクトが与えられない。確かに、往復動ペダリングでは引き上げが必要かもしれないけど、それは、、、、クランキング毎に駆動力をゼロから生み出さないといけない。これでは速く坂は上がれない。
登りでは、弾けるように、跳ねるようにペダリングする。これって、インパクトを与えて慣性を保ち、仕事分を付け加える事。そういうペダリングでは、必然的にハンドルも押している筈。このペダリングとシッティングでの引き姿勢でのペダリングを組み合わせて上がるもんだと思うのだが、、、、
因みに、最低斜度10%、平均斜度12%以上、距離800m、標高差110mの丘越え練習コースは、ロールアウト5.42m、速度で13~14km/hで上がるけど、失速ペダリングとか、軽いギアに任せて上がると、10km/hを下回る。弾けるように上がらないと無理。これを二本連続を1メニューにしているけど、スパートしたら800mは3分12秒だから平均速度で15km/hである。因みに、機材はラングスター、固定シングルのバイクだ。登坂時のケイデンスは45~50rpm程度。
まぁ、固定シングルでヒルクライムする人は極稀だから、この乗り方自体はナンセンスかもしれないが、、、、。
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