血圧の違い
先日、何時も通りに血圧測定を行っていた。
その時、改めて目に入ったモノ。それは、以前から認識していたけど、血圧の時刻別の変動、年齢、性別別の違いのチャートだ。因みに、このチャートは健太郎(血圧測定器)に表示されているもの。
これによると、血圧の世代別の違いを言えば、30代から十代ずつ上の世代に向けて、125mmHgから約5mmHgずつ高くなっており、女性は男性の数値より概ね5mmHg程低い値を示すということ。
それから、時刻に伴う変動を見ると、起床から起床後2~3時間迄が最も血圧数値が高く、その後は約20%低下し、就寝時は更に10%程低下するということ。
コレを見ると、起床後三時間以内の測定数値っていうのは、個人にとって血圧数値が高い状態での監視と言う事になりそう。つまり、ここで知り得た数値っていうのは、その人の代表数値とは言えないと言う事かもしれない。
因みに、代表数値、代表血圧という概念は存在していないようで、殆どが、個人によって刻々と変化するので、定時測定を行う、、、、って解説となっており、血圧の測定に際しては、大事なのは、何時も言っているように、定時測定を継続して行い、その傾向観察を行うという事に尽きるのだろう。
結局、血圧は、季節、年齢、世代、時刻によってバラバラであり、一度きりの測定数値を以て高血圧というのを判断するのは困難ということになる。
因みに、血圧の概日変動を評価するには48時間計測が良いという報告もあるようだ。
http://www.e-clinician.net/vol42/no440/pdf/sp_440_16.pdf
まぁ、こういう測定は個人では不可能。実際問題、個人の健康管理を行うとすれば、同じ測定器具、同じスタイル、同じ条件で同じ時刻に毎日測る。そして、日々の数値を記録しておくというのが一番良いだろう。そういう意味では、当ブログのように定時測定を記録していくのが一番良いと思う。
| 固定リンク
コメント