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2010年11月23日 (火)

遺るモノ、尽きるモノ

 全く個人的な私感だけど、、、、自転車、単車、自動車を見て来て思う事がある。
 それは、どの製品でも後に遺るモノ、それから尽きるモノの二種類あるような、そんな感じ。工業製品だから新しいモノ程性能的には勝る場合が少なくないけど、後年になると、後から出たモノが必ずしも名声を博したりするとは限らない。

 遺るモノ、それは何か?を考えると、、、

・時代を切り開いた存在、エポックメイキングな存在。
・夢の具現性が高い存在。
・長期間に渡り市場を抑えた存在。
・目的に対する純度の高い存在。

 他にも条件は在るかも知れないけど、そんな印象である。勿論、個々の拘りは自由で、レアなモノにも価値を見出すのもありだけど、普遍的に後年に評価を得るモノとそうでないモノっていうのは確実に存在する。

 大排気量の単車なら、Z1/Z2、GPZ900R、ZZR1100C/D、CB750Four、GSX1100S、身近な単車ならRZ250、初期型RG250γ、NSR250Rなんかがそうだ。車でも自転車でも言えるだろう。

 現行モデルという括りで販売されている時は、名目上、スペック上、装備上、素晴らしい存在は沢山あるけど、全部が評価されるか?っていうと、そうとは限らない。年式遅れになった途端に魅力を失うモノ、後継が登場した途端に忘れ去られるモノも数多く存在する。

 自分としては、長きに渡って拘る事が出来るモノ=普遍的に評価されるモノとなるような、価値観を身に付けるのが理想だ。
 自分の拘るモノ、選んだモノが、後々に、普遍的に、アレは良かった!って言われるようなモノになるというのが理想だ。例えば、古いモノで遊ぶ時、あんなモノ、何が楽しい?って話ばかりとなるようなのは、チョイ悲しいということである。拘って持っている訳だから、どうせなら、それイイね!って言われる方が嬉しいし、当然と言えば当然だろう。

 勿論、現時点において、そんな価値観があるか?というと、怪しい部分も少なくないけど、少なくとも、今売られている高級な自転車を見ても、正直、フ~ンで終わるモノばかりのように思う。少なくとも、ブランド名とカラーリングを取っ払ったら違いがあるようなのは殆ど無い。そういうのは、そのモノを選ぶ必然性が無い。選ぶのは、スペックと価格のバランスでしかないようであり、そういうのは何か心に響かない。

 心に響くような製品、これを見つけるのが楽しみの一つだけど、それって、最近は物凄く少ないように感じる。

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コメント

SRX600、SDR200ですか!
渋いところ突きますね!
SRXの面白さと、SDRのそれは違いますが、攻めるならSRXですね。
SDRの印象は、夏場の中国山地攻めで高回転多用しすぎでオーバーヒートした記憶が鮮明です。

投稿: 壱源 | 2010年11月24日 (水) 07時57分

でっかいバイクですと、SV650かSRX600あたりが候補で、250以下だとSDR200が欲しいところですね。

まあ何にしても資本が無くては…
まずはSDR200が買えるよう頑張ってます。

投稿: いちけん | 2010年11月24日 (水) 00時15分

バイク、でっかいの買いません?
650~900cc、TRXなんか面白そうですよ。

カメラ、実用品というよりオモチャですけど、今度機会があれば見に来てくださいね。

投稿: 壱源 | 2010年11月23日 (火) 23時05分

こんばんは~
このタイミングでバイクを壊してしまったのは痛いですが、自分のミスなので反省し修理を続けてます。
ツーリングは、また別の機会にでもお願いします。

それはそうと、壱源さんの激安カメラレビュー。おもしろいので購入の参考にさせてもらってます。
機会があれば、コレクションを拝見させてください( ^ω^ )

投稿: いちけん | 2010年11月23日 (火) 22時07分

おはよう御座います!
CT110、不調ですか、、、、
他にも予定していた人が急遽仕事とかで人数が集まらなくなってきたので、今回は見送ろうかな?と考えています。
ホントは、晩秋のワインディングを走りたいのですが、、、
連絡が遅くなって申し訳有りません。

投稿: 壱源 | 2010年11月23日 (火) 07時54分

最近はどのメーカーも、当たり障りの無い製品ばかりで、心に響くような製品が少なくなってしまいましたね。。
ちょっと前(といっても20年前)まで作り手の「夢」あふれた製品が沢山あった時が、とても懐かしく感じます。

RZ250・SDR200・グースなどなど、カッコイイ単車は皆旧車…寂しい限りです。

追伸
CT110に無茶させてしまい現在入院中。
ツーリングまでに退院出来なければ、カブで先回りしてます。

投稿: いちけん | 2010年11月23日 (火) 01時20分

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