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2010年11月 2日 (火)

禁煙外来という言葉に思う、、、、

 最近は、喫煙する場所が凄く限られてきたようだ。基本、繁華街もダメ、公共施設もダメ、交通機関もダメ、、、、容認されるのは、夜の盛り場くらいだろうか?

 確かに、喫煙者の人口は右肩下がりで減少し続けており、日本なら25%くらい、つまり4人に一人くらいしか吸っていないので、喫煙が許されない社会環境になるのも理解出来る。

 そう思うけど、最近耳にする禁煙外来。これはチョット違和感を感じる。

 外来というと診療行為、それで保険適応というと、煙草指数(一日本数×喫煙年数)で200以上ということ。毎日一箱で10年経つと保険適応、、、、、

 これが医療行為となるのも違和感アリアリだし、禁煙出来ない事が病気という認識も不思議。

 そういえば、生活習慣病科っていうのもあるようだけど、それも保険医療となる。

 昨今の医療費増大で財源が厳しいという話があるが、そこで高齢者医療の負担増というのは判るけど、その財源を厳しくする要因に、生活習慣病、肥満、禁煙、、、というのが入るのは、個人的には少々違和感を感じる。これの対策を保険医療として経費を発生させるのは果たして正しい論理か?というと、一考の余地があるように感じる。

 お医者さんで煙草を止めるとか、食事指導で痩せるとか、、、、、其処までしないといけないのだろうか?
 そもそも、過食の一因である菓子類、間食類、喫煙行為っていうのは嗜好品である。嗜好品の制限を医療行為とすべきかどうかという時点で合点がいかない。
 勿論、嗜好品の過剰摂取で身体に異常を来すというのは現実である。その終末的な状態で医療行為を行うよりも、予防医療を進めた方が医療費的にも楽という話は聞くけど、予防医療という名目で、健康診断の腹囲測定等で経費アップ分が計上されるのは、如何なモンだろうか?

 禁煙外来とか生活習慣病予防とか、そういうのが将来の健康においては必要というのは判るけど、その予防行為自体を医療費計上するのは、どうなんだろうか?
 そもそも、健康というのは自分の身体を守る事である。予防を強制するよりも、寧ろ、節目年齢における検査結果から健全者に対して保険負担を軽減させる措置の方が遙かに合点がいく。

 保険っていうのは年金とは異なるもの。保険を掛けても全く使わない人も少なくない。保険によって財源確保というのは理解出来るけど、、、、健康に留意して病院要らずの人の保険料を軽減するという方が皆の自覚というか意識高揚に繋がるように思うのは自分だけだろうか?

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