スポルティーフと似たようなもの
スポルティーフと、それに似たようなモノ。
まぁ、区別が難しいような、そうでないような、、、、それは、スポルティーフの定義を、どのように捉えるか?が意識として定まっていないのが原因だろう。
構成されるパーツから言うと、、、、
・クロモリホリゾンタルフレーム
・センタープルキャリパーブレーキ
・前後フェンダー
・小振りのフロントキャリア
・基本はフロントW×クロウスレシオのスプロケット
・ダブルレバー
・700Cか27インチのWOタイヤ
フレームの造作から言うと、、、
・フロントセンターはペダルと前輪の干渉を避ける距離を確保
・フェンダーがデフォルトだからストレートドロップエンド
・ワイヤーリードはBB上
ジオメトリー的に言うと、、、
・直進性重視でホイールベース長め
・安定性重視でハンガー下がりは多め
・乗り心地重視で前三角大きめ
まぁ、定義の決め方は人次第だから、、、
でも、スポルティーフと違うのは、、、
・フェンダー付きロードレーサー
・700C仕様のランドナー
・フェンダー付きシクロクロス
・ディアゴナール
と、この辺り。
個人的に拘りたいのは、フェンダーダボ付きストレートドロップエンドで組んだクロモリホリゾンタルフレーム、、、出来れば、センタープル台座直付け仕様のフレーム。これに台座ピポット留めのフロントキャリアを装備する。
更に、ペダルと前輪の干渉を防ぐべくフロントセンターを確保する。フロントバッグ搭載をデフォルトとするので、バッグの慣性の影響を小さくするために、バッグはヘッドパイプに近い所に搭載、、、即ち、ステムは短め、、、フロントセンターを確保するためにトップ長はチョイ長め。走行モードはロードに準ずるので、前傾度はロードに準ずる。シート角等も同様。つまり、フロントセンターの確保は、トップ長の調整しつつ、キャスター角を寝かせ気味にしてオフセット量で調整するパターン。700Cランドナー、ディアゴナールのように速度域を低くするならば、アップライトポジションで、シート角は寝かせ気味もありだろうけど、巡航速度を確保したければ74°以下、73°台は有り得ない。
旋回時の駆動力等は重視しないので、低重心志向でハンガー下がりは大きめ、公道での乗り心地を重視するので、スタンドオーバーハイトに無理が来ない程度に前三角は大きめにしたい。結果、ハンガー下がりがロードより大きくなる分はシートパイプのCT長は長くしたい。
まぁ、ロードバイクとは異なるジオメトリー、ランドナーやツアラーとも異なるジオメトリーで、特有の値を選んでこそ意味がある。数値を変化させる場合、変化させた数値を動かす時、どのような影響、干渉があるか?を図面で確認しながら、数値で計算しながら限度を弾き出して、各項目で条件が定まる中庸値を見つけるのが肝心だろう。
その上で、上述の造作であったり、パーツ構成を自己満足に従い選ぶ。これが理想。
最終的にはそうだけど、まずは、、、、やっぱり、スポルティーフを定義できるメーカーの製品を乗って理解する事から始めないとダメだろう。オーダーで、それっぽいものを作る事は出来ても、作る側がスポルティーフとは?を定義できなければ、それはモドキになる。ならば、スポルティーフが現役の時代の、そのものを味わい尽くすのが最初に必要な行動なように思う。
| 固定リンク
コメント