crcdisk.sys その後
crcdisk.sysの読み込みでWindowsがブートしないトラブル、Vistaに限らず7のPCでも在るようだ。この問題、ググると結構ヒットする。つまり、多くのユーザーが問題を抱えているということ。
HDDのトラブルの場合、我が家はStandbyDiskで運用しているので、起動エラー時にこれでも起動出来ない場合は、HDDの論理エラーとか、HDD側の物理エラーでは無いのは確か。
それでも、起動できないというのは、OSでも無い。HDDでも無い。マザー?っていうのも考えにくい。となると、、、、ということで、crcdisk.sysというファイル名からdisk周りとの通信?というのが自分の付けた目星。
過去に似たようなトラブルで、数世代前のPCでAdaptecの29160カードに接続したHDDのサーチにおいてエラードライブとの通信に異様に時間が掛かって、そのドライブを読み飛ばして(認識しないで)起動するという症状に遭遇した事があるけど、これに似ているような気がしたのが理由。
以前のATA(IDE)のドライブ接続では、ドライブ側のマスター、スレーブ、プライマリー、セカンダリーを物理的に指示して組み込んでおけば、仮にエラーのあるドライブを接続していても、そのドライブにアクセスが行かない限りは起動可能(勿論、起動ドライブにエラーがあれば起動できない)だったけど、SATAのドライブでは、そういう設定上の認識が曖昧(殆ど自動)だけど、接続したらマザー、OSはキッチリ認識しているというのは、コールに対して答えが還っている筈。
過去のドライブ認識不良では、エラーを持つドライブ(HDDに限らず、CD、DVD)を接続すると、ベンダー名等を正確に返せないというのが共通症状であり、今回のトラブルでは、HDD側はStandbyDisk運用故にHDDドライブのエラーは考えられないという事で、特に接続したBD-RE、DVDドライブを疑って作業に入った。
まぁ、普通に行うのはマザーのBIOS画面で接続ドライブの自動認識(Auto Ditect)だ。すると、松下のBD-REドライブは正常、しかしLG電子のDVDマルチは正常にベンダー名を返す事も在れば、文字化けしたベンダー名しか返さない事もある。そういう状態。
そこで、LGのドライブを切り離し起動を試みると、至って正常に運用可能と言う事が判明。
そう言えば、P6Tの本機は、5回に1回程度の確率でフリーズする事があったり、運用開始直後から起動に時間が掛かり、地デジカードでStationTVを起動しようとすると、起動失敗したりと原因がわかりにくい不調が続いていた。Geforce9600GTが怪しい?或いは、バルクでフル増設12GBのメモリーが怪しい?RamPhantom3が怪しい?と疑いつつ、適当に動くために放置していたのだが、、、、似たような構成で不調の例を聞いた事が無いだけに、わざわざパーツを交換するという気も湧かなかった。
しかし、LG電子のDVDマルチドライブをカットしてからの起動は、非常に高速となり、今のところフリーズ、StationTVの起動失敗にも遭遇していない。今時点では、LG電子のDVDマルチはRITEONのBD-ROMに交換してドライブ構成は従来通りだけど、基本的に問題無く運用できている。
自分の結論としては、今回のP6Tにおける起動時のcrcdisk.sys読み込み時におけるフリーズという現象は、接続したストレージデバイスの不良によるモノという認識だけど、こういう結論に到った報告がネット検索ではヒット出来ないのがチョット心配と言えば心配。
このトラブル、Vistaユーザーでは結構有名らしいけど、もう一台のVista機、NECのVersaProでは過去においてトラブルに遭遇した事は皆無。それ故に、P6Tというマザーで組み立てたPC自体を疑っていたけど、これがLG電子のDVDマルチの故障が原因だったならば納得出来る。しかし、正確なところは不明。
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