« 因果応報 | トップページ | コイツ、何と闘っているのだろう、、、 »

2010年12月 4日 (土)

コンパクトクランクのメリット

 ギア比構成を選ぶ時、どうしているか?

 ギア比を選ぶ際の勘所、、、それは、ギア比の絶対値とギア比構成の隣接比を考える事が多い。

 絶対値というのは、どういう重さを使うか?踏めるか?という所。
 隣接比というのは、どういう回転域を使うか?という所。

 隣接比というのは、例えば、1T刻みでも歯数領域によっては隣接する比率がグッと変わる。
 例えば、トップ11T近辺での1T刻みは、1/11~1/14ならば、9~7%の比率となるけど、18T近辺での1T刻みは、1/16~1/19ならば、6~5%の比率となる。これって、結構違う。

 この比率というのは回転数域と密接な関係がある。高ケイデンス志向であるほどに、ギア比はタイトとなる。まぁ、ギア比が開くと、変速による回転変動が大きくなる。走行負荷の変動の影響を最小限にするには、走行負荷の小さな変化が踏む力に影響しないようにするために、ギア比を小さく調節出来る必要があるからだ。

 昨今の高ケイデンス志向を実践的に活用するならば、ローラー台とは違い様々な負荷変動に対応出来るというのが大事。
 例えば、自分の場合、ひたすら長距離を速度を保って楽に淡々と走ろう!って思えば110rpm近辺を常用としており、心地よく回転数を保ちながら速度の変化を最少に!って場合、ギア比の刻み幅は5.5%程度のものを望む。1T刻みが5.5%程度にしようと思えば、歯数域的には19T近辺での1T刻む。19T近辺で1T刻みで、尚かつ、19T近辺が自分のマイギアとなるのが大事。自分のギア比はロールアウトで5.5mが基本。5.5mのロールアウト近辺で1T刻みが5.5%を作ろうと思えば、カセットで18~19T近辺が1T刻みというのが理想。実際、18~19T近辺がタイトなカセットというと、16T-27Tのジュニアカセットくらいしか無い。このカセットを使って18~19Tを5.5mにしようと思えば、チェーンリングが50Tという案配。

 用途を変えて、長距離走行を前提としながら速度変動を考慮して常用回転域を95rpmくらいにすると、、、1T刻みが6%程度になる。この場合、16~17T近辺で1T刻みが理想。17Tでマイギアを得る場合、チェーンリングが45T前後となる。すると、アウターが45Tくらい、常用域が17T前後となるとカセットローは大きくても25T程度。そこでのインナーは35Tくらいとなる。

 他にも、短距離前提で速度変動、負荷変動を大きくても我慢する的に選ぶなら、常用回転域90rpm、1T刻みを7%程度にして、13~14T近辺で1T刻み、14Tでマイギアを得るためにチェーンリングは36T、、、、これは無いから、小径車にして700Cを451WOに変えると、チェーンリングは48T、、、、という風に選んでいく。

 勿論、脚力、体力があればマイギアによるマイロールアウトを自分の場合の5.5mより大きくとれるだろうから、選ぶ歯数域は変わってくるだろうけど、基本は常用域における負荷、回転数から選ぶと考えている。

 ということで、自分の場合、その負荷、回転数から歯数比面で望むカセットセットを使って適切なロールアウトを得られるリング歯数を見渡した時に、PCD130mmでは選びにくい場合がある。そういう時にPCD110mmのクランクを使えば、アウターに46T以下を選ぶ場合に、適切なインナーが選べる事が出来る点において、所謂コンパクトクランクはメリットがある。
 実際、ステンレスロードは選べるカセットが12-25Tしかない。17T近辺で1T刻みが得られるのは、12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25Tだけだ。そこでのアウターは43Tだけど、カセットの歯数的にみればスタンダードクランクのインナー39Tでは不満。やはり34Tが理想。43-34Tというクランクセットを作るにはコンパクトクランクが必須なのだ。

|

« 因果応報 | トップページ | コイツ、何と闘っているのだろう、、、 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コンパクトクランクのメリット:

« 因果応報 | トップページ | コイツ、何と闘っているのだろう、、、 »