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2011年1月14日 (金)

軸受性能の評価の仕方

 一般に軸受の性能試験で評価するのに重要視するのはPV値だったりする。
 Pは面圧、Vは周速だ。

 でも、、、、Pの面圧の表現は様々である。内径×長さの投影面積を面積とする場合もあるし、内径×周長の軸外周面積を用いる人もいるらしい。面積の計算には、摺動面に溝が多く存在すれば溝の非接触部分を面積から除外して考える人もいる。

 こうなってくると、意味が正直見えてこない。

 今回の軸受の摺動試験でも業界の流儀に従って条件を与えているけど、、、、面圧っていうのは殆ど無意味だな!って感想だ。

 条件としては、、、、軸受内径で受ける総荷重、それから周速で良いように思う。回転機械の軸径は強度計算から与えられる。つまり、その強度の根元となる荷重で評価するのが一番合理的の筈だ。

 条件としては、『総荷重×周速』が正しいし、結果としては、摩擦係数もしくは駆動トルク、比摩耗量もしくは軸変位の増分くらいで良いのでは無いだろうか?

 小難しく数値を並べても使えない人が殆どである。シンプルにこういう方が良い筈だ。

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