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2011年1月30日 (日)

壊す人、壊さない人

 自転車を含め、機械っていうのは、目的を果たすために生まれたモノ。目的を果たすために色んな機構が用いられて、それを機能させて目的を達成できるようになっている。

 しかし、機械の機能っていうのは、必ずしも機械を構成する構造から100%の理想的な状態を保っているという類のモノでもない。それは機械の機能が利用者の欲求に100%オーダーメイドでもなく、利用者の欲求が機械にとって一意的なモノでもないからだ。

 つまり、目的を果たしながらも、機械の機構の成り立ちから見て100%の合理性は無いのが実情である。判りやすく言うと、機械に無理強いをさせながら使っている場合も少なくないということである。

 機械に無理強いさせているかどうか?これが判るかどうか?というのが、機械の傷みや寿命に大きく影響しているし、実のところ、無理強いをさせるような使い方程、利用者の目的に対する機械を利用して得られる達成率は低いのが現実なのである。

 言い換えれば、速く消耗して、直ぐ壊れるような使い方しか出来ない奴は、良い道具を与えても、道具によって得られる効果は大きくないということ。もっと言えば、格好悪く、遅いということである。

 高性能とは無駄の無いということ。無駄が無い=スマート。無駄が無い=ロスが無い=高効率ということ。加えた力が速さに変わっている率が高ければ、無理させる率が少ないと言う事なのだ。

 近くに救いようのない自転車小僧がいるけど、コイツは自転車に乗って考えられない場所が頻繁に壊れる。チェーン交換が一年未満で1000km未満で起こるなんて、普通は有り得ない。フレームにクラックが入るような使い方も思い付かない。ヘッドやハンガーが頻繁に緩むのも普通は有り得ない。結局、乗って頑張っているんだろうけど、体力の多くを自転車を壊すのに使っているようなモノである。

 ヒントを与えても、判らないから考えないとい解答だから救いようが無いけど、壊す人といのは、自転車に限らず、何でも同じような姿態を晒す。何がジャンルであれ、ダメな奴はダメって事なんだろうけど、、、チョット、気の毒。自分で物事を考えて答えを出す癖をつけるにはどうしたらよいのだろうか?

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