先行待機ポンプ用無注水軸受の試運転、二日目
本日、運転二日目である。
只今、0.13~0.14[MPa]で無水運転中。但し、面圧計算が従来システムとは違うので、同じ表記でも実荷重が違う。今の負荷は従来システムでいうと0.20[MPa]相当である。本日の試験は、
1.供試材料
・滑り軸受:完全ドライ対応のカットレスジャケットベアリングのベース材
内径100mm、摺動長55mm
・スリーブ:C/Cコンポジットマトリックスのメタルハイブリッドスリーブ
2.摺動条件
・摺動環境:完全ドライ×1[hours]
・ラジアル負荷:0.13[MPa]×6[m/sec]
0.85kgのウエイトを偏芯半径90mmで1200rpm
3.結果
・摺動トルク:1.3[N・m]→1.1[N・m]
・軸変位(隙間+振動):680[μm]→710[μm]
極めて安定している。午後は、Net0.2[MPa]、従来表記でいうと0.3[MPa]以上だろうけど、高荷重でも多分大丈夫。
明日以降は、C/Cコンポジットマトリックススリーブの色んなバリエーションで行う。含浸カーバイド化させたモノ、蒸着改質させたモノ、、、、色々(と言っても5グレード)と試験する予定。駆動トルク、摩擦係数の監視が目的である。
一通りの無水運転が終われば、次は断続のサイクル試験を行い、最後が高濃度スラリー下での耐摩耗試験を行う。
午後の便で、高荷重無水運転試験結果の速報もアップしよう。
ところで、D社、H社の他に、業界最大手のE社のドメインからのアクセスもある。面白い。
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