技術譲渡も選択肢
アイデアは拡げてこそ価値がある。拡げるにはどうするのが良いか?
最初に守るべきは、銭金言わない事。利益至上主義に陥らない事。
では、個人がアイデアを拡げる方法は何があるか?思い付くのは二通り。
一つ目。
それは、ユーザーを選ばず使って貰う事。1ユーザーの権利主張、独占主張を行わせない事。それには、特許申請、取得といった知的所有権を個人で維持して、ユーザーとなる窓口を一つに絞り、其処からモノを供給して、情報を其処から収集すること。競争間の企業であっても、該当技術の占有権を与えず、それを皆が等しく使える状態を維持すること。
二つ目。
それは、1個人のアイデアを技術力に優れ、熱心さ、普及意欲のある企業に権利譲渡して普及を託す事。今回の無注水摺動軸受ならば、公開特許と私のブログから親族企業の連絡先を突き止めて直接電話連絡を行ってきた企業がそれに該当する。
前世代技術の窓口企業の存在を知らず、直接、私に辿り着いたという事だけで、自分から見て、技術の譲渡先としての優先度は高い。直接辿り着いたという事実は、前世代の技術において上述の手法に則って作った体制による販売代理店の宣伝等は影響していないということであり、言ってみれば前世代技術の体制に対する義理も存在しないということである。勿論、新世代技術が成功すれば、前世代技術の競争力は喪失する訳で、そうなることで過去の自分の仕事を否定する訳だが、それよりも優れたモノが世間に登場する事の方が大事である。
そう考えれば、最新世代の技術開発を彼らに委ねるというのも一つの選択肢である。
発想や閃きは使われてナンボである。拡げるには、自分が統括するのも手だけど、その世界で優れた技術力を持つ大企業に託すというのも手である。
どちらを選ぶか?それは、決めていないが、どういう体制であっても、二つ目の選択肢を考えさせてくれた企業には、少なくとも、新技術のサンプル提供、データ提供、納期を含め、競争相手に対する遅延、ディレーを与える事は、許さないつもり。そういう傾向が見えれば、即断で二つ目の方法での技術普及を図るつもりだ。
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