コンパクト、トリプル
トリプルクランクの利点。それはアウター、ミドルを近い歯数差で作る事が出来る。
一般に前多段だったら、前のチェーンリング位置で使うカセットの段位置は大まかに決まるもの。トリプルの場合、アウターでは、トップ~5枚程度、ミドルでは真ん中辺を5枚程度、インナーではロー~5枚程度だろう。基本、アウター×ロー近辺、インナー×トップ近辺は禁じ手だけど、チェーンリング歯数が選べるので高速、中速、低速でギア比を併せやすいのが最大のメリット。
デメリットは、人によるけど踏み幅が広いという事らしい。まぁ、自分は気にならないけど、、、、敢えて言うなら、横から見た時の見た目がゴチャゴチャして見える事。
で、コンパクトに較べてどうか?っていうと、、、、、ケイデンスとか踏み幅よりもギア比の選択肢が広く刻み幅がタイトに組めるので、コンパクトクランクよりはトリプルの方が良いように感じる。
実際、既製品ラインナップを見ると、安価な入門車両ほど、フロントトリプルの率が高い。
ところで、トリプルのクランクを見て思うのは、最近の品物は今一って印象。例えば、、、、、インナーに32Tくらい、ミドルに42Tくらいでアウターを外して使うのも面白そうだけど、この場合、クランクを短いモノに換えるのは難しい。インナー歯が干渉するだろう。インナー歯の干渉を避けようとすると、インナー取り付け座を削り込む必要がある。更に、ミドルリングの位置も然りで改造は大事になる。
昔のクランクでは小さいインナーを付ける事の出来るクランクセットは限られていたけど、殆どBBの軸長だけで前の枚数は自由に変更出来た。インナーを外して、BBを短いのにすればOKだし、BBを長くしてトリプル用のピンを使ってインナーを追加すればOK的な処置が出来たけど、今は厳しい感じだ。
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