素人がホビーで狙えるレベル
自転車や水泳といった体力を使う運動に限らないけど、何についても思うのは、こういうモノっていうのは、その種目に有用な練習とか運動とか学習をやればやる程、効果が現れるということ。
まぁ、一般的には練習は裏切らないとか、そういう事。
でも、その練習量に比例して効果がグイグイ現れる段階というのは、実は、その世界の触りの世界、入口の世界での話。
進んでいく程、突き進めていく程、積み重ねた効果の割りに効果の度合いが小さくなる。やってもやっても、大きな違いが現れにくくなる。しかし、確実に小さな違いは現れるもの。
プロとか競技者は、その僅かなアドバンテージを求めて、積み重ねるべきモノを積み重ねるのだろう。
これは、運動に限らない。勉強とか研究にも当て嵌まること。努力に見合った効果の度合いは、世界の入口程、明確だけど、奥底に進む程、効果の度合いは小さくなる。しかし、確実に差となっているのも事実。
横軸に努力、縦軸に効果を現すと、、、、グラフは漸近線の如く変化するもの。
競技とか研究で飯を食う人は、その値の僅かな差で優位を勝ち取れる人。その優位の差っていうのは、才能、努力の差だろう。
しかし、素人レベルでは、そんな僅かな差違はあんまり影響しない。素人の世界では、能力の差っていうのは、日常生活において、その世界に割り当てる時間の差に等しいものである。自転車にしろ、単車にしろ、水泳にしろ、、、、、続けている年数、それに必要なパフォーマンスを維持するトレーニングを行っている日々の時間の差が、素人レベルでの優劣差になるもの。
そう思っている。
例えば、水泳で100m平泳ぎならトップレベルの選手で60秒である。ジュニアのトップレベルで70秒、シニアでも80秒くらいだろう。この差は、年代の差。でもシニアで80秒っていうのは、考えてみれば無理な数字でもない。100m限定なら90秒は余裕で切れる。しかし、100mを90秒で泳ぐ程度というのは、積み重ねた練習に比例して詰める事が可能なレベル。
自転車で1000mを1分15秒を切るのは相当なレベルだけど、相応の経験と積み重ねをすれば1分20秒くらいまでは練習に比例して到達出来るレベル。
何でもトップを競えるレベルは難しいけど、トップレベルの-10%レベルっていうのは、練習次第で到達可能な世界でもある。趣味、ホビー領域では、その金は取れないレベルの-10%レベル以下の話だけど、そのレベルにおける差っていうのは費やす時間の差である。
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