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2011年2月11日 (金)

二輪車販売明暗?

 2010年の販売データが速報ながら揃い始めた。
 日本二輪事情、2010年版として2009年迄のデータをメインサイトに掲載していた

http://homepage1.nifty.com/firstsource/etc/japan2rin.htm

 のだが、折角なんで2010年版のデータを追記した。但し、2010年の原付保有台数、2010年の高額ロードバイク、MTBの販売比率データは揃っていないので、その辺は2009年データ迄のままだ。保有台数は年度締めだからデータが揃うのは3月、自転車の価格帯別出荷比率も3月以降だから仕方ない。

 で、更新したデータを見ると、図4の通りに、遂に電動アシスト自転車の出荷台数が、原付一種、二種、軽二輪の合計出荷台数を超えたのだ。

 それから、ここまで好調だったスポーツサイクルの売り上げだけど、ロードバイクの販売伸び率の鈍化、MTBの減少というのが図6から見て取れる。

 ここで思うのは、相変わらず自動二輪車は厳しい。軽二輪、小型二輪自動車とも厳しい。原付一種も厳しい。原付二種については2010年の出荷実績では確かに増えているけど、過去の推移を見ると誤差というか、そういう風にも見て取れる。

 今の時代的に言えば、自転車ブーム+単車衰退というのが明暗なんだろうけど、、、、データを眺めて思うのは、、、、『明』に該当するのは電動アシスト自転車、『暗』がそれ以外って気もする。単車市場も復活の糸口を掴め切れていない。原付二種が来年以降どうなるか?が鍵だけど、原付二種のラインナップを見る限り、これが単車市場を活性化するような形にはなっているとは言いづらいのが実情だ。スポーツサイクルについては、正にピークを過ぎようとしている瞬間のようにも見える。単車のレプリカブーム期を回想すると、1988年のようなそんな感じ。

 言えるのは、これからは間違い無く電動アシスト自転車の時代だろう。これに原付二種のムーブメントを組み合わせて未来を想像すると、、、、アシスト率が100%、即ち、電動バイクとしての動作が可能な人力+電動のハイブリッド形態として原付一種、原付二種が電動バイクとして復権するかもしれない。この復権が単車業界復活の狼煙になるような気もする。

 現行の排気量区分では電動バイクは原付二種?軽二輪?が今一不明瞭、、、、この辺が、これからどうなるか?とても見物である。

 ハイブリッド電動バイクで子供二人載り可能な乗り物なんかが登場したら、結構、ヒットするかも知れない。これが原付一種扱いとなると、車の免許を持つ主婦層に大受けしたりして、、、、今の幼児二人載り自転車の延長の思想でモデル化出来れば市場性があるかもしれない。

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