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2011年2月13日 (日)

モデル化

 事象を単純なモデルに置き換えて考えるというのは、結構楽しい。
 先日、C/Cコンポジットをマトリックスとした複合材料を摺動システムに用いる時、摺動機構を評価したり比較したりする物性値を如何に扱うか?を、代理店の担当者に説明したりしたのだけど、これを理解しなければ、その物性値を扱う時、どのように考えるか?或いは、材料物性を改善するには、素材のどの部分を整えれば良いか?は見えてこないのである。

 例えば、表面処理技術なんかで、処理表面、形成被膜の物性だけは結構耳にするけど、これは利用したい箇所に物性値を当て嵌める事が出来るかどうか?は、処理後の状態で物性値を得る操作を行った時、試料がどういう状態で、どんな負荷を受けるか?が見えてこないと、それが使えるか?っていうのは判定出来ない。
 そういえば、小さな要素が集積したような複合材料の集合面全体の硬度判定にしても、硬度を評価に用いる際の外的負荷の質によって、硬度として如何に見繕うか?が重要である。言葉として適切でないかもしれないが、硬度が測定出来ない材料でも、集合面全体の硬度評価が必要な場合、その評価に見合う硬度が、集合面のどういう物性によって近似的に相関出来るか?というのが見抜けるか?というのは結構大事である。

 世の中で変わった事を行おうとすると、系が複雑な程に評価が難しい。

 自分としては、いろんな物性値があるけど、そんな物性値を数値として扱う事はせずに、その物性値が如何なる評価、試験、分析法によって計測、算出されたか?を最初に考えて、その方法論が、評価対象に操作を与える事で、どういう状況になるか?を考えた上で、数値評価し、評価数値をベースに、開発や研究を進める時には、その数値を律している部分を補強するような考え方で進めているけど、こういう作業の殆どは作業前に頭の中でモデル化して進める。そうすると、そのモデルの正当性を実証する過程で、いつの間にか、課題解決に近づく事も少なくないのである。

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