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2011年3月 7日 (月)

プルルン筋肉

 最近は、スイムでもストローク中以外は脱力で惰性で進むような泳ぎを心掛ける。それ故に、呼吸状態で身体が水の中で浮いたり沈んだりの挙動が実感として判るのだが、泳いでいる時以外の水中、言ってみれば入浴中なんだけど、入浴中のリラックスした状態では、身体中の筋肉が完全に弛緩したような状態で水面の波打ちに連動して筋肉もゆれる。

 また、水中でなくてもリラックスして身体を揺らすと、脹ら脛、太股、腕、胸、、、、全ての筋肉がプルンプルンでフニャフニャでゆれる。腕とか脚は、力を抜いて水平に保つと筋肉が骨格からこぼれ落ちそうな勢いで弛む。

 筋肉の柔らかさは異常な程かな?と思う。これは、筋肉の横方向の柔らかさだろうけど、身体を動かす動作では身体自体は昔から柔らかく筋肉の力が掛からない方向ののび具合、つまり脱力時の縦方向の柔らかさだけど、これも結構なもんだと思う。

 自身、スイムとかバイクで身体の動作を行う時、限られた力を無駄なくという事で、必要な時以外は基本的に脱力して筋肉が抵抗として働かないように心掛けているけど、逆に言えば、必要なタイミングを外さずに一気に力を入れる事にも注意を払っている。

 思い通りにタイミングは外さず入力して、それ以外は脱力する。この入力、脱力っていうのは効率から考えると重要だけど、脱力時の損失を限りなく小さくするには、脱力時に動作が抵抗を生まないような柔らかさ、しなやかさが重要である。具体的には、力を抜いた時の筋肉の柔らかさと言う事だろう。

 ダイエットでは柔らかい筋肉を目指すというのがあるらしいけど、入力を出力として高い効率に変換するようなスポーツ、具体的には、自転車漕ぎのような行為では、筋肉、筋持久力、心肺能力というモノに加えて、筋肉の質も大事なんだろう。

 そういえば、身体の思い通りの動きっていうと、筋肉の動きを司令する神経系の有無が影響するって話があったけど、多くの筋肉に多くの神経系が繋がっていれば、全ての筋肉が司令に従って動作する。つまり、筋肉の応答性っていうのは神経系の発達が不可欠で、それが無いと、縦方向の動きの柔軟性とか、入力脱力の動作も正確に行えないのだろう。

 色んなダイエット法、筋トレ法が紹介されているけど、筋肉を作るにしても、やっぱり機能的な筋肉でないとダメ。柔らかく反応性の優れた筋肉を作るという事を望めば、恐らく、在る部分のみを誤魔化して筋肉を付けるという方法では叶わないのでは無いだろうか?
 バランスが大事。バランスを保つ結果が、神経系の発達とか、それに応じた血管系の発達になり、それが反応性、柔軟性に結びつく、、、、そんな気がする今日この頃。

 筋トレにしてもダイエットにしても、やはり正攻法が一番。それで得たモノと、短絡的、バイパス的手法で得たモノっていうのは、必ずや違いがあるはずだ。

 風呂に入って自分の身体のメンテを行っていて、ふと、そんな事を考えた日だった。

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