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2011年3月21日 (月)

格納容器は満水状態なんだろうか?

原子炉格納容器注水って操作を一番最初に施して、後に原子炉内への注水に切り替わったと思うけど、原子炉内の注水よりも格納容器内への注水を重点的に行い、ほぼ水で満たされたという報道も聞いた覚えがある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000520-san-soci

である。原子炉内には水は満たされていないけど、格納容器には満たされたという事。

これに対する危惧は、過去にも戯れ言的に記載したけど、今思うのは、原子炉内が発熱による加圧環境、高温環境で或る意味平衡が保たれているけど、発熱が続いているために確実に昇圧しているということ。温度上昇+昇圧で炉内圧力は上昇する。この内圧が原子炉内耐圧ならOKだけど、今思うと、原子炉内の圧力調整の役割が原子炉格納容器のサプレッションプール(圧力制御室)の役割の筈。このサプレッションプールで昇圧水蒸気を凝結させて減圧するというシステムの筈だけど、原子炉格納容器全てが水で満たされているということは、サプレッションプールにおける蒸気液化による圧力制御機能が失われていると言う事でもある。

 これって、原子炉格納容器とサプレッションルームが水で満たされているというのは、その水量で原子炉内の発熱を留める事が出来ない場合における炉内発生蒸気を凝結させて圧力を下げるという機能を失っていると言う事にもなる。少なくとも、サプレッションプールの凝縮水の冷却排水システムが死んでいると密閉系になっているはずだ。

 この場合、炉内圧力を下げるには大気中に放射性物質入りの蒸気をベントする事しか手立てがない。或いは、サプレッションプールに注入した手動による操作を用いてでも海水を抜いて発生蒸気を凝結させる容積を確保する必要があると言う事なのだろうか?

 そんな危惧をずっと抱いていたのだが、その兆候はニュースからも伺いしることが出来る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000378-yom-soci

がそうだけど、三号機内の圧力が上昇し、その上昇圧力を減じる機構を失っているから大気開放しかないのか?という危惧に繋がる。この状況からの脱却は本来の冷却排水システムを完全に復旧させるしか手立てが無いということなのだろうか?

 電源復旧で機器が機能するか?或いは、本来の機器の代用となる機器を宛う事ができるか?これが命運を握っている。ここしばらく、目を離す事が出来ない。

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