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2011年3月 3日 (木)

表面改質トライボマテリアル

 3/1にメーカーT社のエンジニア、代理店M社のスタッフが技術説明を受けに来社された。
 そこで、無注水起動摺動システムの固定側摺動面に施す処置は何?って聞かれたので、それに対して行っている処置と処置の生む効果を説明した。この処置は、この世界では、表面改質によるトライボマテリアルの作成という言葉が当て嵌まるだろう。

 因みに、この手法を用いて別ターゲットに対するアイデアもある。別ターゲットでは、摺動という部分で摺動特性の維持を創成皮膜のマイクロポーラス性による摺動特性の維持を別の手法で利用し、その被膜による断熱性、漏れ物質の遮蔽性を期待して機関の効率を上げようとする考え方。高速流体の漏れを抑え効率を高める。摺動といっても耐凝着を追求したものでなく、言ってみればアブレーダブル性によるシール性、材料による熱遮蔽性を期待しようとするものである。

 無注水摺動システムの摺動面に施す改質手法と、熱機関の一部に施す改質手法は、大きな目でみれば同じ言葉で括られるが、手法的には全く別個である。

 今、予備的には、後者の適材選定を行っている。まぁ、年単位で遊ぶネタだが、このネタというのは、今の無注水摺動システムにおける改質方法の選定から連想されて生まれたモノ。まぁ、今の無注水摺動システムも取り掛かって5年程度になるけど、この切っ掛けも更に遡る事5年、つまり今から10年以上前のネタが切っ掛け。ネタというのは、連想ゲームのように続くものである。

 連想ゲーム、、、、モロにそんな感じ。因みに、この無注水摺動システムっていうのは、ポンプとかコンプレッサーとは全く関係の無い世界の知識を駆使している。どの世界か?っていうと、全く趣味の世界。趣味の雑学が発想の起点だったりする。

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