« 自粛ムードと節約、買い占め | トップページ | 何の光明? »

2011年3月22日 (火)

津波が高くても、、、

 福島原発の機能を奪った津波の高さが14mだったとのニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000034-maip-soci

 だけど、それでも機能を失って良いか?という考え方に基づくと賛否が分かれそう。

 個人的には、このような5mの津波なら安全という限定的安全で、限定が崩れた時の緩和処置が機能していないというのは、やはり、チョット違うように感じる。

 設備に求められる安全というのは、過去記事でも何度も訴える本質安全が必要。例えば、高熱による溶融、流出が危惧されるなら、全てを失っても絶対的に耐える耐熱材料で最終防御を施すとか、そういう考え方だ。
 多くの機械を見ると、異常状態に陥ったら、異常性を促進するような変化を来すモノが多い。

 身近な例では、シャフトの抱き付きなんかがそうだ。温度が上がると抱き付く。抱き付くと温度が上がる。この繰り返しで、破滅に向かうというのは結構多い事例なのだ。

 本質安全とは、危機的状況に移行する事を食い止めるような構成である。それをエネルギーを駆使して実現するのでなく、摂理的なメカニズムで実現してこそ本質安全なのだ。

 今回の場合、国の「原子力白書」でもシビアアクシデント発生の可能性について「工学的には考えられないほど低い」などとしていた訳であり、統計的に大丈夫、確率的に大丈夫という、如何にも脳内処理のみで物事を進めるという手順、如何にも、秀才、天才が物事を進める手順に落とし穴があったのだろう。

 少なくとも、津波がどうのと言う前に、バックアップ電源を含めて喪失という割と単純な事に対する保険が無かったのは、設計段階のリスク予測に甘さがあるように思う。

|

« 自粛ムードと節約、買い占め | トップページ | 何の光明? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 津波が高くても、、、:

« 自粛ムードと節約、買い占め | トップページ | 何の光明? »