電源復旧着手
福島原発の状況が停電+非常用電源の故障、最終手段の蒸気の気化凝結を繰り返す排熱も無力ということで、外部から海水を使って冷却していたのだけど、一向に事態が改善しない。
で、誰もしもが、解決は本来のシステムを復旧させるための電源復旧しかないと考えていたし、それは素人の自分でも思い付いていた事だけど、
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2011/03/post-fbbb.html
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2011/03/post-ddf5.html
やっと、その取り組みが始まっているみたいだ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110316-OYT1T00556.htm
http://www.news24.jp/articles/2011/03/17/06178606.html
しかし、、、、その行動に移るのが剰りにも遅すぎる。水を掛け続ける作業が永遠に可能な筈が無いのは当初から判っており、非常用発電機がダウンした地震発生当日の段階で、電源復旧工事に着手していても良かったはずだし、多くのブロガーが電源復旧に注力すべきって話は、3/14~3/15には出ていた話だ。
せめてプロとか政府は情報をいち早く多く握っていた筈なのに、、、、って歯痒い思いが募る。
まぁ、過ぎた事はさておき、取り敢えず、外部電源が復旧の可能性があるとすれば、本来の冷却システムが使えるかも知れないという話。後は、冷却システムの駆動電源ということは、基本は電動機駆動のポンプということ。ポンプは兎も角、電動機が大丈夫か?という話になる。津波による冠水、更には、放水車、ヘリ散布による海水はモーター等には良いはずもないので、その辺も心配である。冷却システムに用いる電動ポンプの仕様はどの程度なのか知らないけど、モーターとポンプでモーターを交換する手間等を考えると、モーター駆動のポンプを一式調達して現地に送り込んだ方が速いのか?という気もする。
少なくとも、消防車、放水車のような能力を遙かに超えるユニットは民間の協力を扇げば、直ぐにでも調達出来るはずだ。
他の懸念としては、爆発、火災等で、システムが完全に無傷ということも考えにくい。すると、緊急設置でありながら常時稼働が出来る方法も何案か準備すべきだろう。少なくとも、炉心に外部から注水可能なインターフェースがあるのなら、そのインターフェースに常設できる送水設備の手配、準備の指示くらいは政治主導で出来るはずだと思う。
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