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2011年3月21日 (月)

食べ物への影響拡大

 放射性要素を暫定規制値を超えた値で検出というニュースだけど、事故を中心とした周辺全体で規制値を超えたモノが見つかるという事態が拡大中である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000627-yom-soci

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000017-jij-soci

 この手の物質というのは、土壌への影響が軽微でも、作物、それを摂取する人と進む程、濃縮するもの。

 取り敢えず、現段階では出荷品の自主回収、出荷自粛という措置が取られているようだけど、こういう食べ物の安全性に対して、消費者のみならず、それを扱う販売事業者も敏感であり、今後の消費行動への影響が懸念されるところである。

 汚染度が健康に影響するか否かの判断と、健康と判断された時に、その情報を信用して貰うためには何が必要か?というのを今の段階から発表する側は考慮して欲しいモノである。O157 and  カイワレ and 菅直人で検索すると、結構色々と出てくる。安全は重要だけど、安全と定義する意味と影響をしっかり考えて対処して欲しい。
 ただ、原発対応の初動でのミスが政府の判断が逆の意味で誤った方向に行かない事を望むばかりである。チョットでも出たら辞めよう的な行動は、消費側から見れば同意を得るかも知れないが、そのチョットの基準次第で生産者、特に、近隣の地域での生産者に大きな打撃を与えかねない。その辺を慎重に見極める必要がある。

 原発っていうのは、このような事故が万が一発生したら、その影響の深刻さは普通の事故の比ではない。

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