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2011年3月22日 (火)

カタストロフ

 地震が発生した。津波が襲来してきた。原発が緊急停止した。

 しかし、

 津波襲来による原発の安全装置の多くの部分が機能を失った。

 その段階での判断、炉心冷却に対して、炉心への直接冷却の前に、様々な意志の結果、格納容器注水という手段を選択、菅さんの視察、、、、、で、水素爆発発生、炉心の温度及び圧力の制御を喪失。炉心内の燃料棒露出、、、、、

 その間、放射性物質の大気解放、汚染物質の爆発による飛散で、地域全体への農畜産物の汚染、飲料水の汚染、、、、、、

 その後の対策状況としては、賢明な自衛隊、東京消防庁による放水作業、電源復旧の試みがなされているけど、それまでの処置、例えば、原子炉格納容器全体への注水作業により炉心の圧力抑制機能の喪失に伴う、減圧処置に対してドライベントしか行えなくなっている状況。

 結果として、現時点で打てる対策の選択肢は相当シビアに限られている。

 選択肢が限られて打てる手立てが絞られていくのに相反して、被害の広がりは拡大傾向である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000078-yom-soci

 のように、隣接海域の海水から放射性物質が検出されたという。

 大きくは報道されていないが、石原都知事のコメントが正しければ、都の屈折放水塔車は4時間を超える連続運転の結果、故障したという。これは、本来の用途が要求される事態において使用出来ないというリスクも抱えているということ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000005-jij-pol

 このような事態の深刻化に伴い、電源復旧に注力してする作業も困難を極めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000094-mai-soci

 この報道では、作業員1人の被ばく量が従来の制限値(100ミリシーベルト)を大きく上回り、150ミリシーベルトを超えたとも言われている。

 このような状況を見ると、決して『光明』という気分にはなれない。

 情報が無いから何がどうなっているのか?は見えないけれど、三号機、四号機が水素爆発を来す程、使用済み燃料貯蔵プールの水位が下がった理由として、誰しもが思い付くプール、配管系統の損傷による漏水とか、プール容量を超える放水による電気系統の更なる損傷とか、放水分の内、飛散した水の排出システムの損傷による汚染水の土壌への影響とか、そこで発生しうるリスクへの悪い想像をするのは、やはり情報の少なさに対する苛立ちが大きく影響している。

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