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2011年3月18日 (金)

震災の政府対応

 地震発生直後、政府の対応はどうか?というと、最初は好意的に静観していたのだけど、一週間経ってみてどうか?というと、具体性が極めて乏しいという失望感の方が大きく感じる。

 官房長官の枝野氏の登場回数は非常に多いのだけど、発表する内容自体が伝書鳩的な印象が日に日に強まるというのが正直な感想。
 総理大臣の菅さんについても、気合い、精神論的な話が多く、展開する政策、対策の具体案というのが実に見えにくい。蓮舫さんにしても、今何しているのか?さっぱり見えない。

 政権に対する地震発生前のゴタゴタは一時収束しており、国全体が今はそれどころではないと言う認識で、本来の使命である国の舵取りがどうかを注意深く見守っているのが今だ。その見守られている間に何をするか?実効性のある手順を示す事が出来るか?というのを皆が見ているポイントである。

 災害復興予算に本来の政策予算をまわす等の話も出ているけど、それに対する議論は少なくとも必要だけど、それも見えない。緊急事態だから仕方無い的に突発的に提示されるのも如何なモノか?と思いながら見ている状態だ。
 赤字国債発行云々の議論があるようだけど、やはり分けて考えるべきが筋の筈。今すべきは迅速な対応と復興のスケジュールの提示。その予算が厳しくとも、生活する人間の事を考えれば、出所が無ければ、やはり国債発行で良いだろうし、その穴埋め等については、後に議論すれば良い事。先に何をするか?の順番というか、優先順位を理解していれば、これを止めて、あれに充てる的な場当たり的な話は出ないようにも思う。

 充てて止める的な思想では、不足したら、これも止める的な思想になる。それって、理念喪失状態ということ。方針が定まらない予算なら、時間を割いて議論したりする価値も無かったという事になる。今すべきは何、次が何、、、、そういう優先順位が判るような指針発表こそ、政府の会見で示されるべきであり、みんなで頑張ろう的な話は、別に総理や政府が言わなくてもよいような気もする。頑張れる手立てや環境をこのように整えますから、その順番で役割を担って下さい的な会見がなされないのは、正直、大きな失望に繋がっている。

 恐らく、国民はこの震災対応で評価に執行猶予を与えた筈だけど、個人的には、その猶予に答えているとは見えないというのが実直な感想だ。

 ここまでは3/17の昼の内容。

 で、追記。

 管さんのやり方、、、何となく、悪者を仕立てて攻撃するという手法なんだろうか?地震前のパフォーマンスは前代表の追求行為に何ヶ月も掛けて、今回は東電の経営体質への攻撃。東電の対応が云々の前に進める権力はある訳だから、、、、、

 誰かの弱味、欠点に追い込みを掛けるよりも、自分で何かを具体的に示さないと、、、、最小不幸社会って意味も全くアブストラクト。ダメだろう。基本、ターゲットありきで応答するタイプの人なんだろう。ターゲットを定めるタイプの指導者が必要なんだよなぁ、、、、

 今の気分的には、亀井さんの方が無茶でも物事は進みそう。

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