スラリー試験の方法を考えよう
無注水摺動システムの最初のターゲットは言葉通りに無注水で耐えるかどうか?の話である。
で、これは確認した範囲で9時間の無注水摺動を行ったけどダメージは無しである。無注水→注水の繰り返し運転でも問題無しである。無注水摺動で壊れる要素は見当たらない。まぁ、壊れないように作っているから壊れるはずが無い。殆ど無敵に近いと思う。
で、次。
このシステムは、無注水起動後が高濃度スラリー摺動に晒されると言われている。この言われている、、、、って言葉の定義、、、、これが怪しい。っていうのは、高濃度スラリーかどうか?って言った部分の情報を殆どの人が把握していないから。
スラリーっていっても水中に浮遊するような性質のモノから流れがないと沈殿するようなモノ迄様々。濃度もスラリー粒子の粒子径も様々。
この辺りを定義として決めないと、、、、、試験を行っても意味がない。
特に、試験装置では、水槽中に投入する水とスラリーの量から濃度を定義しても、スラリー性状とその分散度に影響する要素が理解出来ていないと試験自体がローカルなモノとなり評価条件として使えない。
で、どうするか、、、、、これが問題。勿論、自分の作ったシステムを評価するための試験環境は存在するけど、この試験環境は、他のポンプメーカーが試験をする環境に較べると何千倍、何万倍も過酷な環境なのだ。それ故に、ここで得た結果というのは、他社の発表する結果とは較べる事自体がナンセンスとなる。
正直、試験機レベルで行われている他社の環境っていうのは、公称値こそ一定の過酷さを持っているように見えるけど、摺動部における実際を見ると、屁みたいなものである。
この辺をエンドユーザーに知らしめないといけない。これは結構重要な問題。この辺り、如何に進めるのが良いか?どんな試験が役立つか?考えないといけない。
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