通勤路での燃費比較、がっかり。
プロボックスの代車で保険会社から提供されていたのがマツダの現行デミオ、1.3LのAT車である。インプレは、
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2011/02/4at-adef.html
に書いたとおり。
このデミオ、先日、返却したのだが、満タン借り受けだから満タン返し。
すると、、、、使用走行距離数85km、使用燃料15.5Lである。燃費は5.5km/L!
まぁ、通勤オンリーで通勤は自宅から会社迄。自宅としては団地中腹に住んでいるのだけど、そこから団地越えで標高で60m程登り、100m程下る。団地の裏山越えで通っている。その距離は登りが800m、下りが1200mだ。そこから制限速度20~40km/hの裏道を数キロ、その後、通勤時間帯で渋滞する幹線道路を2km程走行して勤務先。片道で6~7km、往復で13km程度で6日分程使用したのだが、、、、、この通勤燃費は驚きの数値。
5.5Km/L
である。
因みに、カタログ燃費は21km/Lだ。
で、過去の自分の車と比較すると、、、、同じ通勤経路オンリーの話で、燃費としては最悪となるような走行条件の数値だが、()内に遠出した時の最高記録数値
プロボックス 1.5L+S/C 4WD MT 9.0km/L(Max 18.1km/L、浜田道+国道9号線)
エリオ 1.5L 4WD MT 8.0km/L(Max 19.2km/L、山陽道で岡山方面)
エスクード 2L DE AT 7.0km/L (Max 12.3km/L、国道54号線で出雲往復)
エスクード 2L V6 MT 5.5km/L (Max 19.7km/L、山陽道で九州方面)
ジムニーシエラ 1.3L MT 9.0km/L (Max 18.8km/L、山陽道で大阪方面)
ジムニーターボ 660 MT 5.0km/L (Max 11.0km/L、国道31号線で竹原方面)
である。他の車については記録を取っていないので不明。
以上のような感じだけど、今の車、燃費が良い筈だけど使うと今一。燃費走行狙いで50~70km/hで走る続けると変わってくるだろうけど、生活道具として通勤に使うというのが主たる目的なら、その状態での燃費が重要だけど、こういう条件ではデミオはエコとは言えない。燃費の悪さで定評あるH20A型エンジン搭載のガソリンV6エスクードと同じ数値。
逆にS/Cで過給器搭載したプロボックスの燃費の良さが際だっている。今は400~450km程走行して燃料を40L前後を給油しているけど、全然違うもんだ。改造車であるプロボックスが実質的に一番燃費性能が優れているというのは、興味深い傾向だ。ノーマルNA車+S/C過給で常時正圧運転というと実質圧縮比も維持されるから熱効率も高まるし、結果、大きな力が得られ、その分、高いギアで低い回転数で走る事が出来るというのは、実用性能という面で優れる。
一般に低燃費というと、超希薄燃焼を前提に高圧縮比で、、、、となるけど、燃料の燃焼率が高くても、燃焼燃料の絶対量が少なければ力不足となるので、結果、低いギアで回転数を維持しなければ動かなくなる。燃焼率と燃焼効率というのは似て非なるものだけど、効率という点で考えた時、希薄燃焼がホントに優れるか?というと、どうなんだろう。効率という面から考えると、必要以上に過給するのは不要と思うけど、吸気側圧力を常に正圧で保つような調圧システムとして過給器というのは有効と思う。イメージ的にはT/Cの方がロスが少ないようにも見えるが、エンジンパッケージとして考えると排気系の制約を考えるとT/Cレスで機械駆動、或いは電動でS/Cの方がシステムとして率を高めて考える時に、不確定要素が減る分、有利なようにも見える。
そういえば、近々スカイアクティブのデミオが登場するらしいけど、どれ程迄改善しているのだろうか?
それにしても、デミオの1.3Lというとマツダのエコカーである。このレベルで団地内の利用になると5.5km/Lとは、、、、恐らく、他社のコンパクトも似たり寄ったりだろう。
エコカーブームでカタログ燃費は驚く程向上したのが、ここ二三年の出来事だけど、実態としては、、、、やっぱりな!って感じ。そんなに変わるものでは無いのだ。測り方で燃費表示を高めたに過ぎないという印象である。因みに、そんなスペックを持つデミオだけど、現行ミラーサイクルモデルで23km/L、スカイアクティブで30km/Lで登場予定とかである。
しかし、、、この自分の通勤エリアだと10km/Lに届くのは無理っぽいなぁ。
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